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モルヒネ硫酸塩(MSコンチンⓇ️、MSツワイスロンⓇ️)を使う時の、余命はどのくらいですか?
亀田総合病院 腫瘍内科
瀬口 京介 監修
モルヒネ硫酸塩の使用は必ずしも終末期を意味しません。また、モルヒネ硫酸塩を使用することで寿命が短くなることもありません。
がんの状態は患者さんごとに異なり、モルヒネの使用のみで余命を推測することはできません。現在は、医師も早期から積極的な症状緩和を行うようになっており、したがってモルヒネも疼痛の程度に応じて早期から使用される場合があります。
また、モルヒネ硫酸塩に対する患者さんの誤った認識として「最後の手段」など死を連想させるということや使用によって寿命が縮まるというものがあります。
疼痛治療を行うことは単に「楽になる」だけではなく、「いまできないことができるようになる」ことにも繋がり、生活の質を改善する可能性があります。
いったん使い始めても、具合が悪くなれば相談して止めてもよいため、使用に際してはよく医師と相談してみてください。
(参考文献)
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