カボテグラビル(ボカブリア錠Ⓡ、ボカブリア水懸筋注Ⓡ)には、どのような効果がありますか?
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の増殖を抑え、HIV-1感染症の治療や維持に使われます。
カボテグラビル(ボカブリア錠Ⓡ、ボカブリア水懸筋注Ⓡ)は、「インテグラーゼ阻害剤」と呼ばれるグループに属する抗ウイルス薬です。ウイルスが自分の遺伝子を人間の細胞に組み込む(複製する)ときに使う「インテグラーゼ」という酵素の働きを邪魔することで、ウイルスの増殖を抑える効果があります。
このお薬は、すでに他の治療薬によってウイルスの量が十分に抑えられており、薬への耐性(効きにくさ)がない患者さんにおいて、治療を継続するために使用されます。
お薬には飲み薬(錠剤)と筋肉注射薬(水懸筋注)があり、以下のように組み合わせて使われます。
- ボカブリアⓇ錠:注射剤を始める前に体に薬が合うか(忍容性)を確かめるときや、注射がスケジュール通りに打てないときの代わりに、1日1回服用します。
- ボカブリアⓇ水懸筋注:1ヶ月または2ヶ月に1回、お尻の筋肉に注射します。
どちらのお薬も、必ず別の抗ウイルス薬(リルピビリン)と一緒に使用します。自己判断で途中でやめたり量を減らしたりすると、ウイルスが再び増殖したり、薬が効かなくなったりするため、指示通りに使用を続けることが非常に重要です
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齊藤 由佳 監修
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