インスリンイコデク（遺伝子組換え）（アウィクリⓇ）には、どのような効果がありますか？
糖尿病において血糖値を下げ、週1回の注射で効果が持続し血糖コントロールを改善します。
インスリン イコデク（遺伝子組換え）（アウィクリⓇ）は、「週1回持効型溶解インスリンアナログ注射液」というグループに属する注射薬で、週に1回の注射で効果が持続するように工夫されています。この薬は体内で作られるインスリンと同じように血糖値を下げる作用があり、インスリン療法が必要な糖尿病の治療に使われます。
血糖値を下げる主な作用は、以下の通りです。
- 細胞が血液中の糖を取り込むのを促す（グルコースの取り込み促進）
- 肝臓で糖が新しく作られるのを抑える（グルコース産生の阻害）
- 肝臓や筋肉で、糖を貯蔵する（グリコーゲン合成）のを促す
- 脂肪細胞で脂肪やタンパク質の分解を抑え、タンパク質の合成を促進する
2型糖尿病の患者さんでは、急を要する場合を除き、食事療法と運動療法を十分に行ったうえで、医師の判断によりこの薬の適用が考慮されます。
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無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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