十味敗毒湯エキスはニキビを治しますか?
十味敗毒湯エキスは、ニキビを治すこともあります。
一部の医師の中では、にきびの治療にも処方することがあります。
十味敗毒湯エキスの適応疾患は「化膿性皮膚疾患、急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、急性湿疹、水虫」とされており、尋常性痤瘡(にきび)そのものに対する適応はありませんが、化膿性皮膚疾患として、にきびに処方されることがあります。
標準治療が無効であったり、実施できなかったりする場合に、選択肢のひとつとなります。
一部の製薬会社から販売されている十味敗毒湯エキスには、桜皮(オウヒ)という生薬が含まれており、皮膚の真皮の線維芽細胞のエストロゲン受容体βと結合し、女性ホルモン様作用を示すと言われています。それにより、コラーゲン線維の合成や表皮真皮のムチン類の増加、抗アンドロゲン作用による皮脂の過剰分泌抑制作用や毛包漏斗部の角化抑制作用が起こり、にきびに対し、効果を示すと言われています。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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