セトロレリクス酢酸塩(セトロタイドⓇ)には、どのような効果がありますか?
調節卵巣刺激下における早発排卵を予防する注射薬です。
セトロレリクス酢酸塩(セトロタイドⓇ)は、「ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アンタゴニスト」というグループに属するお薬で、脳の下垂体から性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)が分泌されるのを抑えることで効果を発揮します。
このお薬が処方される主な目的は、不妊治療の一環である「調節卵巣刺激」を行う際に、卵胞が十分に成長する前に排卵が起こってしまうこと(早発排卵)を防ぐことです。
作用の特徴は、性腺刺激ホルモンの分泌を使用直後からすぐに抑制する点です。そのため、従来用いられていた GnRHアゴニストという種類の薬のように、使用開始直後に一時的にホルモン分泌が亢進する現象は起こらないとされています。
国内の臨床試験では、この薬を連日使用したすべての患者さん(31例)で早発排卵が防止され、排卵誘発のための注射(hCG)を計画通りに投与できたことが確認されています。
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無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
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