イサツキシマブ(遺伝子組換え)(サークリサⓇ)の投与方法について教えてください。
このお薬は、通常、点滴で静脈に注射され、他の抗がん剤と併用して投与されます。
イサツキシマブ(遺伝子組換え)(サークリサⓇ)は、医療機関で医師の判断のもと、体重や症状に合わせて点滴で静脈に注射されます。 投与の仕方は、併用する他の抗がん剤の種類によって、大きく3つのパターンがあります。
1. ボルテゾミブ、レナリドミド、デキサメタゾンと併用する場合
- 通常、1回に体重1kgあたり10mgを点滴します。
- 投与サイクルは42日間をひとつの区切りとし、最初のサイクルは1週間に1回(計5回)、2サイクル目から4サイクル目までは2週間に1回(計3回)、5サイクル目以降は28日間を1サイクルとして2週間に1回(計2回)、18サイクル目以降は4週間に1回(計1回)点滴します。
2. ポマリドミド、デキサメタゾン、またはカルフィルゾミブ、デキサメタゾンと併用する場合
- こちらも通常、1回に体重1kgあたり10mgを点滴します。
- 投与サイクルは28日間をひとつの区切りとし、最初のサイクルは1週間に1回(計4回)、2サイクル目以降は2週間に1回(計2回)点滴します。
3. デキサメタゾンのみと併用する場合、または単独で使う場合(再発・難治性の場合のみ)
- 通常、1回に体重1kgあたり20mgを点滴します。
- 投与サイクルは28日間をひとつの区切りとし、最初のサイクルは1週間に1回(計4回)、2サイクル目以降は2週間に1回(計2回)点滴します。
点滴中の副作用(インフュージョンリアクション)を減らすために、このお薬を投与する15〜60分前に、デキサメタゾンなどの他の薬(前投薬と呼ばれます)が使われることがあります。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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