杏林製薬株式会社

ペンタサ坐剤1gの薬剤情報・副作用

ペンタサ坐剤は、潰瘍性大腸炎に使用される薬です。主に活性酸素を減らすことで、炎症を抑えます。主に直腸の炎症を抑えます。

総称(一般名)
ペンタサ(メサラジン)
用法および用量
(成人)1日1個を直腸内に挿入
効能または効果
活性酸素を減らし、炎症を抑える薬です。潰瘍性大腸炎やクローン病を改善する薬です。
薬の値段(薬価)
ペンタサ坐剤1gの薬価は、209.5円です。
ジェネリック医薬品
この薬はジェネリックではありません。
注意事項
以下の場合は使用には注意が必要です。 薬や食べ物のアレルギーがある。 肝臓や腎臓の障害がある。

※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。

ペンタサ坐剤1gのお薬詳細

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、ペンタサ坐剤1gを使用される患者さんの理解と協力が必要です。

外用薬

2023年07月

主成分
メサラジン
剤形
白色〜淡黄褐色、表面に斑点がある楕円形の坐剤、長径約25mm、短径約11mm、厚さ約9mm
シート記載など
潰瘍性大腸炎治療剤、ペンタサ坐剤1g、のまないこと、使用する直前に開封してください、PENTASA Suppositories1g、Kyorin

ペンタサ坐剤1gの作用と効果について

炎症に関連する細胞から出る活性化された酸素を消去し、炎症に関連した生理機能を示す物質(ロイコトリエン)を作り出すことを抑制することにより、炎症が広がったり、組織が障害されたりすることを抑制し、腹痛、血便などを改善します。
通常、潰瘍性大腸炎(重症を除く)に用いられますが、患部が直腸以外にある場合には効果が期待できません。

次の方は注意が必要な場合があります。
必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • 通常、成人は1日1個(主成分として1g)を直腸内に挿入します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 直腸への挿入を忘れた場合は気がついたときに1回分を使用してください。ただし、次の通常使用する時間が近い場合には使用しないで、次の通常の使用時間に1回分を使用してください。2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、使用を止めないでください。

生活上の注意

  • 副作用を確認するため、使用期間中に腎臓や肝臓の働きや血液検査をすることがあります。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

副作用として、発疹、じんましん、紅斑、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、頭痛、肛門の痛みなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

  • 発熱、息苦しい、咳[間質性肺疾患]
  • 発熱、息苦しい、胸の痛み[心筋炎、心膜炎、胸膜炎]
  • むくみ、尿量が減る、体がだるい[間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎機能低下、急性腎不全]
  • 出血しやすい/止まりにくい、あおあざができる、発熱[再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症]
  • 皮膚・白目が黄色くなる、吐き気・嘔吐、尿の色が濃くなる[肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 激しい上腹部または腰背部の痛み、吐き気・嘔吐、体重が減る[膵炎]
  • 高熱(38℃以上)、目の充血、皮膚の広い範囲が赤くなる[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 皮膚の広い範囲が赤くなる、高熱(38℃以上)、のどの痛み[薬剤性過敏症症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1〜30℃)で保管してください。
  • 開封するとわずかに着色することがありますので、開封後は速やかに使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

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※より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療関係者向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

※このページの情報は「くすりのしおり」のデータを引用しています

※薬に関連する病気や症状の項目はユビー病気のQ&Aの情報をもとに表示しています。

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