日医工株式会社
ステロネマ注腸3mgの薬剤情報・副作用
ステロネマ注腸は潰瘍性大腸炎などの治療に使用されます。体の炎症を抑える働きがあります。副作用として胃腸炎や体重増加、高血圧、糖尿病などがあります。また長期間使用する場合や急な服用中止は体に影響を及ぼすことがあります。
総称(一般名) | ステロネマ(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム) |
用法および用量 | (成人)1回1~2個を直腸内注入する。 |
効能または効果 | 体の炎症を抑える働きがあります。 |
薬の値段(薬価) | ステロネマ注腸3mgの薬価は、403.9円です。 |
ジェネリック医薬品 | この薬はジェネリックです。 |
注意事項 | 以下の方は使用できません。 ・デスモプレシン酢酸塩水和物を使用中の方。 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・以前に薬や食べ物でアレルギー症状が出たことがある。 |
※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。
ステロネマ注腸3mgのお薬詳細
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、ステロネマ注腸3mgを使用される患者さんの理解と協力が必要です。
外用薬
2013年4月改訂
主成分 | ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム |
剤形 | わずかに白濁した粘性の注腸剤、(ボディ、チューブ)無色透明/(アダプター)橙色 |
シート記載など | ステロネマ注腸3mg、STERONEMA ENEMA 3mg、100mL |
ステロネマ注腸3mgの作用と効果について
合成副腎皮質ホルモン剤で、抗炎症作用により下痢、血便などの腸の炎症症状を抑えます。
通常、限局性腸炎、潰瘍性大腸炎の治療に用いられます。
次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 感染症、全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核性疾患、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧症、電解質異常、血栓症、最近内臓手術を受けた、急性心筋梗塞を起こしたことがある。
用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回1~2個(ベタメタゾンとして3~6mg)を直腸内に注入しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
使用するときには、<患者さまへ>の説明書をよく読んで使用してください。
- 使い忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く使用してください。ただし、次に使用する時間が近い場合は忘れた分は使用しないで1回分を飛ばし、次に使用する時間に1回分を使用してください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
- 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
生活上の注意
- 水痘(水ぼうそう)または麻疹(はしか)に感染しないように注意し、感染が疑われる場合は直ちに受診してください。
- 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、発疹、局所的刺激症状(排便感増強、熱感)、満月様顔貌、ざ瘡(にきび)、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 呼吸困難、全身潮紅、じんましん[アナフィラキシー様症状]
- 発熱、咽頭痛、咳[誘発感染症、感染症の増悪]
- 全身倦怠感、食欲不振、口渇[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
- みぞおちの痛みや圧痛、胸やけ、吐血・下血[消化管潰瘍、消化管穿孔]
- 急に胃のあたりがひどく痛む、吐き気、嘔吐[膵炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
医療関係者向け添付文書
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ステロネマ注腸3mgに関連する病気や症状
関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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