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アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)は長期投与はできますか?
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)の長期的な使用は可能ですが、使用期間は症状や安全性を考慮して判断します。
クローン病の治療にアダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)を使用した場合、症状が改善した状態を維持するため、その後もアダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)を継続的に使用する場合があります。
アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)の長期的な使用については比較的安全性が高いと言われており、症状が改善した状態を維持するために長期間使用する場合があります。
実際に、関節リウマチに対してアダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)を2年間使用した研究では、副作用による中止は56人中5人のみであったと報告されており、アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)の長期的な使用による重篤な副作用の発生率は比較的低いと言えます。
ただし、長期的な使用による副作用として感染のリスクを高めたり、薬の価格も高いため、可能であれば中止、または他の薬への変更を行います。
症状改善後の使用期間については明確な決まりがないため、症状の安定性や副作用などを考慮しながら終了の時期を検討します。
クローン病とはどのような病気ですか?
口から肛門にいたる消化管全体に炎症が起きる、原因不明の難病です。小腸から大腸、肛門に変化が起こりやすい病気です。
クローン病にはどのような人がなりやすいですか?
10〜20代の人が発症することが多いです。遺伝的な要因も関係していると言われています。
クローン病を放置するとどうなりますか?
腸に穴が開いて、腹膜炎というお腹の中のひどい炎症を起こすことがあります。
(参考文献)
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