難聴
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「難聴」とはどのような症状ですか?
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
音が耳から入って脳に伝わるまでのどこかの段階で障害が起こり、音が聞こえにくくなる、もしくは全く聞こえなくなる症状です。
音が聞こえにくい、もしくは全く聞こえない状態を「難聴」と言います。
音の元となる振動は、耳から鼓膜、さらにその奥にある骨(耳小骨)を介して、神経が集まる内耳に伝わります。内耳に伝わった振動は、電気信号に変換されて脳に伝わることで、音として認知されます。この過程のどこかに異常が起こると、難聴が生じます。
なお、難聴の症状の現れ方は原因によって異なります。例えば、聞こえにくさの程度は「聞こえにくい」から「全く聞こえない」まで様々です。また、聞こえにくさが片耳だけに生じることもあれば、両耳に生じることもあります。さらに、聞こえにくさ以外の症状(耳鳴りやめまい、吐き気など)の有無も原因によって異なります。適切な治療のためにはまず原因の特定が必要なため、難聴が起こった時にはなるべく早くお近くの耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
(参考文献)
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