子供の首のしこりで考えられる病気には何がありますか? 対処法はありますか?
生まれつきもしくは後天的にできた袋状のできものの可能性があります。場合によっては手術で摘出することもあります。
お子さんによっては生まれつきまたは後天的に、液状の成分が入った袋状のできもの(嚢胞:ほうのう)が首の辺りにできることがあります。できものが大きくなると、首のしこりとして感じられるようになります。
できものはできた部位などによって、いくつかの種類に分けられます。
顎の下にあるもの
- がま腫
- リンパ管腫
首の真ん中にあるもの
- 正中頸嚢胞(甲状舌管嚢胞)
首の横にある場合
- 側頸嚢胞(第2鰓裂嚢胞)
- リンパ管腫
対応としては、まずは経過観察が選ばれることが多いです。ただし、お子さんが喉の違和感を強く訴えている場合や、できものが細菌感染を起こしてしまった場合には、手術で摘出することもあります。
公開日:
最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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