首にしこりがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/28
「首にしこりがある」がどの病気に関連するかAIでチェックする
首にしこりがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「首にしこりがある」はどんな症状ですか?
首にしこりがあるとは
「首にしこりがある」に関連する主の病気には、化膿性リンパ節炎、急性扁桃炎・咽頭炎、頚部リンパ節炎などがあります。
「首にしこりがある」に関連する症状はありますか?
「首にしこりがある」のQ&A
- A.
喉の炎症に伴うリンパ節の腫れであれば、1〜2週間で腫れが引くことが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る喉の炎症に伴う一時的なリンパ節の腫れであれば、炎症の改善に伴って1〜2週間でしこりが小さくなっていくことが多いです。改善が見られない場合には、首にできた袋状のできものや腫瘍の可能性もあり、詳しい検査が必要となります。
- A.
首に隆起が生じて腫れてくる症状を「首のしこり」や「首の腫れ」と言います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「首のしこり」とは、首に何らかの塊ができる症状です。「できもの」「腫れ」「コブ」「グリグリ」などと表現されることもあります。原因となる病気によってしこりの出現の仕方は様々です。
個数
1個のこともあれば複数個のこともあります。
大きさ
小指の先くらいの大きさのものからこぶし大のものまで様々です。
大きくなるスピード
数日で急激に大きくなることもあれば、あまり変化なく年単位で徐々に大きくなることもあります。
場所
「首」という表現が指す範囲は広く、耳の下、あごの下、首の前側、首の横側、首の後ろ側、鎖骨の上あたりなど多岐にわたります。
しこりのある側
首の片側のみにしこりが生じることもあれば、両側に出現することもあります。
しこりに伴う症状
痛み、熱、色調の変化を伴うことがあります。
- A.
しこりに痛みがなく、発熱や体重減少などの全身の症状が見られる場合は、可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る悪性リンパ腫ではリンパ腫細胞によりしこりが生じます。しこりは脇の下や股のあたりなど全身にできますが、首のしこりとして触れることがあります。痛みは伴わない一方で、リンパ腫細胞から出てくる物質によって以下のような全身の症状が出現することが特徴です。
- 熱が出る
- 体重が落ちる
- 寝汗がひどい
- A.
リンパ節の腫れのほか、皮膚の老廃物が溜まっている可能性などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の髪の生え際辺りにできるしこりは、リンパの腫れによるものか、皮膚の老廃物が溜まったものである可能性が高いです。
リンパ節の腫れ
首のリンパ節が腫れることで、しこりができることがあります。リンパ節の腫れを引き起こす病気としては、以下のようなものが挙げられます。
- リンパ節炎
- 転移性腫瘍
- 悪性リンパ腫
皮膚の老廃物が溜まったもの
皮膚の下に皮脂や角質などの老廃物が袋状に溜まり、しこりになることがあります。「粉瘤(ふんりゅう)」とも呼ばれます。押すと強い悪臭を伴った液体が出てくることがあります。
- A.
リンパや神経の病気が原因として考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の横側には甲状腺や唾液腺などの臓器はないため、それらの病気が原因とは考えにくいです。首の横側のしこりは、以下のようなリンパや神経の病気によるものか、生まれつきもしくは後天的にできた袋状のできものである可能性が高いです。
リンパや神経の病気
- リンパ節炎
- リンパ管腫
- 悪性リンパ腫
- 神経鞘腫
袋状のできもの
- 側頸嚢胞(第2鰓裂嚢胞)
その他の病気
- 血管性腫瘍
- 転移性腫瘍
- A.
稀ではありますが、悪性リンパ腫や首の近くのがんからの転移などで首にしこりが生じる可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るがんが原因で首にしこりができるのは、主に以下のような場合です。
首の組織そのものにがんがある場合
首にはホルモンを作る臓器や唾液を作る臓器などがあります。それらにがんができると、首のしこりとして触れる場合があります。具体的には、以下のようながんが挙げられます。
- 甲状腺がん
- 顎下腺がん
- 耳下腺がん
がんの転移でリンパ節が腫れる場合
首には口の中や喉などから流れてくるリンパの通り道があります。そのため、口や喉などにがんができて進行すると、がん細胞が首のリンパ組織に流れてきてリンパ節が腫れます。
原因となるがんとしては、主に以下のものが挙げられます。- 舌がん
- 咽頭がん
- 喉頭がん
- A.
リンパ節の炎症や腫瘍などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首のしこりが痛みを伴う場合、リンパ節の炎症や腫瘍などの可能性が考えられます。扁桃炎などの喉の炎症が首のリンパ節に及ぶとリンパ節が腫れ、触ると痛みを伴います。また、首にある臓器や組織に腫瘍ができると、痛みを伴うしこりとして触れることがあります。
- A.
痛みの有無や大きくなるスピードなどが目安になることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしこりが良性か悪性かを、見た目や様子だけから正確に判断することは難しいです。ただし、悪性の目安として、以下のようなポイントを判断材料とすることがあります。
- 硬い
- 触ると痛い
- 動きが悪い
- 大きくなるスピードが速い
- 神経の麻痺を伴っている
- しこりがたくさんある
- A.
首には甲状腺や唾液腺などの様々な臓器やリンパ組織があり、それらの病気が原因で首にしこりができることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首には、ホルモンを作る臓器や唾液を作る臓器、リンパ組織、血管、神経といった様々な臓器や組織が集まっています。多くの場合、それらが病気によって炎症を起こしたり、組織が大きくなったりすることが、首のしこりの原因となります。
ホルモンを作る臓器に関わる病気
甲状腺腫瘍、副甲状腺腫瘍など
唾液を作る臓器に関わる病気
耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、顎下腺唾石症、がま腫、IgG4関連疾患など
リンパ組織関連の病気
リンパ節炎、リンパ管腫、悪性リンパ腫、転移性腫瘍など
血管関連の病気
血管性腫瘍など
神経関連の病気
神経鞘腫など
皮膚関連の病気
粉瘤など
その他
正中頸嚢胞や側頸嚢胞といった、生まれつきの理由でできたコブ
- A.
しこりの原因により治療方針は異なります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るしこりの原因によって、治療方針は大きく異なってきます。手術でしこりやその周囲の組織を摘出することもあれば、内服もしくは点滴で薬剤を投与することもあります。また、経過観察を選択する場合もあります。
医療機関で診断を受け、主治医と治療方針をしっかり相談しましょう。 - A.
超音波検査などの画像検査や血液検査のほか、穿刺(せんし)吸引細胞診などの病理学的な検査が行われます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る超音波検査やCT、MRIといった画像検査でしこりの場所や性状を確認します。また、血液検査でしこりの全身への影響などを確認します。血液検査の種類としては以下のようなものが挙げられます。
- 血算や一般的な生化学検査
- ウイルス抗体価
- 腫瘍マーカー
これらの画像検査や血液検査の結果によっては、より詳しい診断を下すために病理学的検査を行うことがあります。病理学的検査とは、体内から取り出した細胞を専門の医師が顕微鏡で確認する検査のことです。具体的な検査方法としては、しこりに針を刺して細胞を吸引することで取り出す「穿刺吸引細胞診」や、皮膚を小さく切ってしこりを外科的に摘出する「生検」などが挙げられます。
- A.
生まれつきもしくは後天的にできた袋状のできものの可能性があります。場合によっては手術で摘出することもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るお子さんによっては生まれつきまたは後天的に、液状の成分が入った袋状のできもの(嚢胞:ほうのう)が首の辺りにできることがあります。できものが大きくなると、首のしこりとして感じられるようになります。
できものはできた部位などによって、いくつかの種類に分けられます。顎の下にあるもの
- がま腫
- リンパ管腫
首の真ん中にあるもの
- 正中頸嚢胞(甲状舌管嚢胞)
首の横にある場合
- 側頸嚢胞(第2鰓裂嚢胞)
- リンパ管腫
対応としては、まずは経過観察が選ばれることが多いです。ただし、お子さんが喉の違和感を強く訴えている場合や、できものが細菌感染を起こしてしまった場合には、手術で摘出することもあります。
- A.
しばらく様子を見てもしこりが消えない場合などは、医療機関を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一時的な炎症に伴うリンパ節の腫れであれば、1〜2週間程度で症状が改善することが多いです。それ以上症状が続く場合には医療機関を受診しましょう。また、しこりが固くて痛い、大きくなるスピードが速いなど、少しでも気になることがあれば、我慢せず医療機関を受診することをおすすめします。
- A.
風邪などのような症状がある場合は内科を、症状が首のしこりのみの場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首のしこりの原因としては、風邪や扁桃炎などによる喉の炎症で首のリンパ節が腫れる「リンパ節炎」が多いです。首のしこりに伴って熱や鼻水、咳、喉の痛みなどの症状がある場合は、かかりつけの内科(子供なら小児科)を受診しましょう。
首のしこり以外の症状が特にない場合は、しこりを超音波などで詳しく検査する必要があるため、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
首にしこりがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 耳鼻咽喉科