オロパタジン塩酸塩液(パタノールⓇ点眼液)とステロイドの点眼液にはどのような違いがありますか?
効果の強さや副作用に違いがあることから、花粉症の症状の程度によって使い分けられます。
オロパタジン塩酸塩液(パタノールⓇ点眼液)とステロイド点眼液には、以下の違いがあります。
オロパタジン塩酸塩液(パタノールⓇ点眼液)
抗アレルギー点眼薬の一種で、体内でアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑えることでアレルギー性結膜炎の症状(目のかゆみ、充血など)を改善します。
抗アレルギー点眼薬は、花粉の飛散が少ない初期段階から使用することで、症状を軽くすることでき、副作用も比較的少ないのが特徴です。
ステロイド点眼薬(フルメトロンⓇ点眼液、リンデロンⓇ点眼液など)
強い抗炎症作用があり、炎症による腫れや赤みなどをやわらげる効果があります。
飛散のピーク時などに、症状が重く、抗アレルギー点眼薬だけでは改善がみられない場合に併用することで効果が期待できます。
しかしながら、眼圧上昇や感染症の発生など強い副作用が出る可能性もあり、長期使用する場合や小児では特に注意が必要です。
一般的に、花粉症の治療においては、第一選択は抗アレルギー点眼薬で、症状が強い時期はステロイド点眼薬を併用します。
ただし、効果や副作用には個人差がありますので、自己判断せずに医師の指示どおりに適切な治療を行いましょう。
公開日:
最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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