花粉症
同義語
季節性アレルギー性鼻炎
「花粉症」とは、花粉が飛ぶ季節になると、くしゃみ・鼻水・鼻詰まりのほか、目のかゆみや集中力の低下、よく眠れなくなるなどの症状が発症する「季節性アレルギー性鼻炎」の俗称のことをいいます。症状が悪化すると仕事や勉強、家事などの日常生活に支障を及ぼすため、スギやヒノキ、イネ、カモガヤ、ブタクサやヨモギ、シラカバなどの原因となっているアレルギー反応のある花粉を吸わないように対策を行うことが大切です。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
症状について
花粉症で関節痛がみられることはまれで、ウイルス感染など他の病気の可能性が高いです。
喉のイガイガは花粉症で多くみられる症状ですが、痰が出ることは多くないです。
のどのかゆみやイガイガした感じを伴うことが多いです。
花粉症でもだるさが出ることもありますが、発熱や悪寒がある場合には風邪などのウイルス感染症の可能性を考えます。
肩こりや口内炎は花粉症の主な症状ではありませんが、みられることはあります。
花粉が飛ぶ季節になると、くしゃみや鼻水、鼻づまりの他、目のかゆみや集中力の低下、不眠などの症状が出ます。
病気について
モーニングアタックとは、朝の起きがけに鼻炎の症状が悪化する状態のことを指します。
症状を軽減する手術のために入院することはあります。
日本で初めて花粉症の報告がされたのは1961年で、花粉飛散量の増加が主な増加の原因です。
まれですが、花粉症食物アレルギー症候群でアナフィラキシーになることがあります。
花粉症と食物アレルギーには密接な関係があり「花粉症食物アレルギー症候群」として知られています。
重症の花粉症自体が、直接的に死亡の原因となることは基本的にはないと考えられます。
スギは2月から、ヒノキは3月から花粉が飛散します。
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの花粉は、8月下旬~10月をピークに飛散します。
春の花粉症の時期は2月から5月ごろまでです。
生後間もない期間に多くの花粉にさらされると、花粉症になりやすいと言われています。
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)以外に、ダニやカビ、ハウスダストなどによる「通年性アレルギー性鼻炎」でも同様の症状が起こります。
スギやヒノキ、イネ、カモガヤ、ブタクサやヨモギ、シラカンバなどの花粉が原因でアレルギー反応が起こります。
治療について
診断について
受診について
薬について
花粉症の治療で用いられる薬に関しては、対面診療と同様の薬を処方してもらえます。
オンライン診療で薬を処方してもらうメリットには移動時間や待ち時間の削減などがあります。
ピルと花粉症の薬は、ほとんどの場合併用しても大丈夫です。
産婦人科でも花粉症の薬はもらえることが多いです。
いいえ。ドライアイには効果がありません。
いいえ。現時点(2023年12月)では、市販薬は販売されていません。
いいえ。ものもらい(麦粒腫)には効果がありません。
価格やコンタクトレンズ装用中の使用の可否などが異なります。
アレルギー性結膜炎の症状に対して効果があります。
ソフトコンタクトレンズを装用している場合には、点眼前に外してください。
花粉症で生じる目のかゆみや充血などのアレルギー性結膜炎に効果があります。
花粉が飛散し始める前から使い始めるのが理想です。
処方薬のほうがその人に最適である可能性が高いです。
アレルギーを抑える薬の中に、飲み薬や点鼻薬、点眼薬や注射薬などさまざまな種類があります。
(参考文献)
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