重症の花粉症で入院が必要になることはありますか?
症状を軽減する手術のために入院することはあります。
重症の花粉症で入院が必要になることは一般的ではありません。花粉症の薬物治療は通常、通院で行われます。
ただし、重症のアレルギー性鼻炎の場合、入院して以下のような手術を行う場合があります。
鼻中隔矯正術
鼻中隔(鼻の左右を分ける仕切り)が歪んでいる(鼻中隔弯曲症)場合、鼻の通りが悪くなり、花粉症などの症状が悪化することがあります。
この手術では、歪んだ鼻中隔を矯正し、鼻腔を広げることで、鼻詰まりを改善し、症状を軽減します。
重症のアレルギー性鼻炎や、慢性的な鼻詰まりがある場合に行われることがあります。
粘膜下下鼻甲介切除術
下鼻甲介は、鼻の内部にある構造物で、アレルギーや炎症によって、下鼻甲介が腫れてしまうと鼻詰まりがひどくなります。
この手術では、下鼻甲介の一部を切除または縮小し、鼻腔を広げることで、鼻詰まりやアレルギー症状を軽減します。
手術は粘膜をできるだけ温存し、機能を維持することを重視します。
後鼻神経切断術
後鼻神経の働きにより、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状が起こります。
後鼻神経切断術では、この神経の一部を切断することで、過剰な反応を抑え、症状を軽減します。
特に重症のアレルギー性鼻炎で、薬物療法やその他の治療法が効果を示さない場合に行われます。
花粉症のことや治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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