花粉症のおすすめ市販薬【2026春】

花粉症(アレルギー性鼻炎)の薬には、症状のタイプや重さに合わせてさまざまな選択肢があります。この記事では、医師・薬剤師監修のもと、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの特徴、副作用、選び方、眠くなりにくいタイプなど、市販で買えるおすすめのお薬を紹介します。自分に合った薬を選ぶ際の参考にしてください。

3分でわかる!花粉症(アレルギー性鼻炎)のお薬まとめ

花粉症のお薬の種類

💊 飲み薬

  • 抗ヒスタミン薬(アレグラ、クラリチン、ビラノアなど):アレルギー性鼻炎の代表的な薬で、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどのアレルギー症状全般に効果があります。眠気の出やすさに違いがあります。
  • 抗ロイコトリエン薬(シングレア、キプレスなど):特に鼻づまりに効果があります。
  • ステロイド配合薬(セレスタミンなど):症状が強いときに使われますが、長期間の使用で副作用が出ることがあるため注意が必要です。

👃 点鼻薬

  • ステロイド(アラミスト、ナゾネックスなど):抗ヒスタミン薬で効果が足りない鼻づまりにも有効です。
  • 血管収縮薬(トラマゾリン、プリビナなど):鼻の血管を収縮させて一時的に鼻づまりを改善しますが、2週間以上の連続使用は避けましょう。

👁️ 点眼薬

  • 抗ヒスタミン薬(アレジオン、パタノールなど):目のかゆみや充血をやわらげます。
  • ステロイド(フルメトロン、オドメールなど):強い炎症に効果がありますが、眼圧が高い人は使用できません。

💉 注射薬

  • 抗IgE抗体(ゾレア):飲み薬や点鼻薬で効果が得られない重症の花粉症に使われます。

🌿 アレルゲン免疫療法(根本治療)

  • 舌下免疫療法(シダキュアなど):アレルゲンを少量ずつ舌の下に入れて体を慣らす方法。
  • 皮下免疫療法(スギ花粉アレルゲンエキスなど):アレルゲンを注射して体質改善を目指します。

つまり、つらい症状を抑える薬(対症療法)と、体質そのものを改善する薬(免疫療法) の2つがあり、症状のタイプや重さに合わせて使い分けるのが大切です。


花粉症のお薬の選び方

花粉症(アレルギー性鼻炎)の市販薬を選ぶときは、「症状のタイプ」「生活スタイル」「安全性」の3つを意識すると良いでしょう。

🌱 眠気や生活スタイルで選ぶ

たとえば、

  • 眠くなりにくい薬を選びたい人:第2世代抗ヒスタミン薬(アレグラ・クラリチン・デザレックスなど)
  • 即効性を重視する人:第1世代抗ヒスタミン薬(効果は早いが眠気が強め)
  • 車の運転や仕事中に使いたい人:「眠気が少ない」または「ノン・スリーピータイプ」

と明記されたものを選ぶと良いでしょう。

🔔 安全性と使い方に注意

  • 長く使う場合は、ステロイド点鼻薬や抗ヒスタミン薬が比較的安全
  • 血管収縮剤入り点鼻薬は、長期使用で「薬剤性鼻炎」を起こすことがあるので2週間以内が目安
  • 妊娠中・授乳中は、必ず医師や薬剤師に相談する

🩺 迷ったら薬剤師に相談を

市販薬には多くの種類がありますが、症状・体質・生活環境によって合う薬は違います。薬剤師に「どんな症状がつらいか」「眠気を避けたいか」などを伝えると、自分に合った薬を選んでもらいやすくなります。


花粉症の時期や原因

春の花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の主な原因はスギとヒノキです。スギやヒノキの花粉が飛散している間は花粉症の症状が現れます。

花粉が飛散している時期は概ね、スギでは2月〜5月、ヒノキでは3月〜5月であるため、花粉症の時期は2月から5月までと言えますが、花粉の飛散時期は地域によって異なります。

花粉飛散開始の1〜2週間前、難しければ、症状が少しでも出始めたころ、治療を開始できるとよいでしょう。

花粉症の時期

日常生活でできる花粉症対策

花粉症の症状を抑えるには、花粉を体に入れない工夫と、薬を上手に使うことが大切です。毎日の生活の中で、次のようなことに気をつけましょう。

👟 外出時のポイント

  • 花粉情報をチェックして、飛散が多い日は外出を控える
  • 外出時はマスク・メガネで鼻や目を保護する
  • 花粉がつきやすいウールや毛羽立ったコートは避ける
  • 帰宅したら、服や髪の花粉をよく払ってから家に入る
  • すぐに洗顔・うがい・鼻をかむことで、体内に入った花粉を洗い流す

🏠 家の中での工夫

  • 花粉が多い日は窓やドアを閉めて室内に入れない
  • 布団や洗濯物は室内干しにする
  • 掃除はこまめに行い、床やカーテンにたまった花粉を取り除く

💊 薬を上手に使う

  • 花粉が飛び始める少し前から薬を飲み始めると、症状を軽くできることがあります
  • 市販薬を使う場合は、眠気の出やすさや体質に合うかを薬剤師に相談
  • 症状が強い場合は、医師に相談して処方薬や免疫療法を検討しましょう

花粉症は「花粉を避ける工夫+早めの薬の使用」で症状を大きく減らすことができます。毎日の小さな習慣が、つらい季節を快適に過ごすカギになります。


これは情報提供のみを目的としています。医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください。AI によるまとめには間違いが含まれている場合があります。情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。

花粉症・アレルギー性鼻炎のおすすめ市販薬

花粉症・アレルギー性鼻炎のおすすめ市販薬を紹介します。おすすめの表示順はユビー独自の並び順で表示しています。

抗アレルギー内服薬

アレジオン20 6錠

エスエス製薬

アレジオン20 6錠
¥1,380(税込)

医師・薬剤師からのアドバイス

この薬は、症状が出始めた初期に飲むと効果的です。就寝前の服用がおすすめです。

分類一般用医薬品(第 2 類)
服用タイプ内用錠
種類抗ヒスタミン薬第二世代
服用量成人(15才以上)1回1錠を1日1回就寝前に水又はぬるま湯で服用してください。
効果効能花粉、ハウスダストなどによる鼻炎症状緩和、皮膚のかゆみなど

情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。

アレグラFX 14錠

久光製薬

アレグラFX 14錠
¥1,446(税込)

医師・薬剤師からのアドバイス

この薬は眠くなりにくい抗ヒスタミン薬で、集中力を維持したい方におすすめです。

分類一般用医薬品(第 2 類)
服用タイプ内用錠
種類抗ヒスタミン薬第二世代
服用量成人(15才以上)、1回1錠、1日2回朝夕に服用してください。
効果効能花粉、ハウスダストなどによる、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなど

情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。

掲載している市販薬は監修者が選定したものではありません。
掲載している市販薬は記載した効果・効能があることを保証したものではありません。
ご購入にあたっては、各商品の公式サイトなどをご確認ください。

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真生会富山病院 耳鼻咽喉科

阿河 光治 監修

東日本橋内科クリニック 一般内科

平松 由布季 監修