チオテパ(リサイオⓇ)の副作用の出現時期は、いつですか?
副作用の出現時期は病状等でさまざまですが、多くの副作用は治療中やその直後に発現すると想定されます。
チオテパ(リサイオⓇ)は、短期間に集中的に投与される抗がん剤です。そのため、重い副作用の多くは、治療中や治療直後の「骨髄抑制期」(血液をつくる力が弱まる時期)に現れることが予想されます。ただし、副作用が出る時期は、患者さんの体質や病気の状態、薬の使い方、副作用の種類などによって異なるため、注意が必要です。
このお薬の使用に際しては、以下のような注意点が設けられています。
投与中の観察と検査
副作用を早く見つけるために、投与前や投与中に以下のような検査が定期的に行われます。
- 心電図(心臓の動きを調べる検査)、血圧、尿量、血液検査、肝機能検査(肝臓の働きを調べる)、腎機能検査(腎臓の働きを調べる)など
皮膚障害への注意
特に小児では、皮膚のトラブルを防ぐために、投与中から皮膚を清潔に保ち、保湿ケアを行うことが推奨されています。
二次性悪性腫瘍(別のがん)について
このお薬を含む「アルキル化剤(DNAに作用してがん細胞を壊すタイプの抗がん剤)」を、自家造血幹細胞移植(自分の血液のもとになる細胞を使った治療)の前に使用した患者さんで、治療後に別のがんが発生したという報告があります。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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