非小細胞肺癌のステージⅣでEGFRやALKが陰性と言われました。アテゾリズマブ(Ⓡテセントリク)で完治した人はいますか?
一部の方では、このお薬で完全奏効が認められています。
アテゾリズマブ(テセントリクⓇ)の臨床試験では、治療後にがんの兆候がすべてなくなる「完全奏効」という状態が、ごく一部の患者さんで確認されています。例えば、このお薬と他のお薬との併用で治療された患者さん(切除できない進行・再発の非小細胞肺癌)292例において、2例の方は完全奏効、45例の方は部分奏効であったと、臨床試験のデータで報告されています。
完全奏効は非常に良好な治療効果を示しますが、その後も長期的な観察が必要とされます。なお、がん治療において、「完治」という言葉は、再発の可能性がゼロではないため、一般的には慎重に使われます。特にステージⅣのような進行したがんでは、治療の目標は、病気の進行を抑える、症状を和らげる、そして生存期間を延ばすことに置かれます。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
undefined
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです