テプレノン(セルベックスⓇ)には、どのような効果がありますか?
このお薬は、胃潰瘍や急性・慢性胃炎の胃粘膜の改善に使用されます。
テプレノン(セルベックスⓇ)は、胃潰瘍の治療や、急性胃炎、慢性胃炎が悪化した際の胃粘膜の病変(びらん、出血、発赤、浮腫)を改善するために使用されるお薬です。胃を守る力を高めることで作用します。具体的には、次のような働きがあります。
- 胃の粘液(胃の壁を守るバリア)の分泌を増やし、胃粘膜の再生と保護を助けます。
- 胃の粘膜への血流をよくし、傷ついた部分の修復を促進します。
- 活性酸素など、胃粘膜を攻撃する物質から胃を守る働きもあります。
臨床試験では、胃潰瘍に対して81.0%、急性・慢性胃炎に対して68.6%の有効率が確認されています。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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