ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(ノイロトロピンⓇ)とロキソプロフェンナトリウム(ロキソニンⓇ)にはどのような違いがありますか?
どちらも痛みの治療に用いられますが、効果が現れるメカニズムや、使用される疾患が一部異なります。
ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(ノイロトロピンⓇ)と、ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニンⓇ)は、ともに痛みの治療に用いられますが、効果が現れるメカニズムが異なります。また、使用される疾患も一部異なります。
●ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(ノイロトロピンⓇ)
このお薬は、体がもともと持っている痛みを抑える神経の働きを強めることで、痛みを和らげる効果があります。さらに、血流をよくすることで痛みの原因を改善したり、痛みや炎症を引き起こす「ブラジキニン」という物質の活動を抑えることで、痛みが軽くなるようにします。ノイロトロピンⓇ錠は、以下のような病気の治療に用いられます。
- 腰痛症: 慢性的な腰の痛みを軽くします。
- 頸肩腕症候群: 首、肩、腕にかけての痛みを改善します。
- 変形性関節症: 関節がすり減ることで起こる痛みを和らげます。
- 帯状疱疹後神経痛: 帯状疱疹のあとに残る、強い神経の痛みを和らげます。
- 肩関節周囲炎: 「五十肩」とも呼ばれる、肩の動かしづらさや痛みを治療します。
●ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニンⓇ)
このお薬は、体の中で炎症を引き起こす「プロスタグランジン」という物質の働きを抑えることで、腫れや痛みを和らげ、熱を下げる効果があります。ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニンⓇ錠)は、以下のような病気の治療に用いられます。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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