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この病気のQ&A : 19

かたかんせつしゅういえん

肩関節周囲炎(五十肩)

同義語

四十肩、拘縮肩、凍結肩、フローズンショルダー

肩関節周囲炎(五十肩)は中年以降、特に50歳代に多く見られ、肩の痛みや動きの制限などの症状が起こります。多くの場合、安静や注射、運動療法などで治療します。放置すると肩の関節の周囲が癒着して関節の動きが悪くなる場合もあります。肩の痛みや動きの制限が続く場合には早めに整形外科を受診しましょう。

まつだ整形外科クリニック 整形外科

栗原 信吾 監修

肩関節周囲炎(五十肩)について、知りたいことを選択してください

おすすめのQ&A

左肩関節の痛みが激しくて困っています。脳腫瘍手術歴と糖尿病の影響はありますか?

こんにちは。左肩の関節が痛くて困っています。特に頭を左に倒したり回したりすると痛みが強く、寝るときに右半身を上にすると痛みます。肩や首のこりは昔からありますが、最近の痛みは特にひどくなっています。20年前に脳腫瘍の手術を受け、今年7月から糖尿病でインシュリン注射を始めました。この痛みについて相談したいです。よろしくお願いします。

質問者のイラスト

60代 / 男性

左肩の関節や筋肉の痛みについてご相談いただきありがとうございます。

まず、痛みが増していることや、特に夜間に痛みが強くなることは、日常生活に大きな影響を与えるため、早めの対応が重要です。

左肩の痛みの原因として考えられるものには、以下のようなものがあります。

1. 肩関節周囲炎(五十肩)

肩の関節や周囲の組織が炎症を起こし、痛みや動きの制限が生じることがあります。特に夜間に痛みが強くなることが特徴です。

2. 頸椎症

首の骨(頸椎)の変形や神経の圧迫が原因で、肩や腕に痛みが放散することがあります。頭を左に倒したり回したりする際に痛みが生じるのは、頸椎の問題が関与している可能性があります。

3. 肩の腱板損傷

肩の筋肉や腱が損傷している場合、特に動かしたときに痛みが生じます。長期間の肩こりや過去の外傷が関与していることもあります。

4. 糖尿病関連の神経障害

糖尿病の管理が不十分な場合、神経障害が生じることがあり、これが肩の痛みとして現れることもあります。 これらの症状が進行している場合、早めに医療機関を受診することが重要です。

また以下のような状況が見られる場合は、すぐに受診を検討してください。

  • 痛みが急激に悪化している
  • 夜間の痛みで睡眠が妨げられている
  • 肩や腕の動きが制限されている
  • 痛みが他の部位(首や背中)にも広がっている

これらの症状は、肩や首の深刻な問題を示唆する可能性があるため、専門的な診断と治療が必要です。特に、糖尿病の管理が関与している場合、神経障害のリスクも考慮する必要があります。

まとめ

左肩の痛みが増していることや、特に夜間に痛みが強くなることは、肩関節周囲炎や頸椎症、腱板損傷、糖尿病関連の神経障害などが考えられます。これらの症状が進行している場合、早めに整形外科や神経内科を受診することをお勧めします。お近くの医療機関は、こちらから検索できますのでご活用ください。

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