テポチニブ塩酸塩水和物(テプミトコⓇ)には、どのような効果がありますか?
このお薬はMETというタンパク質の働きを邪魔する作用があり、一部の非小細胞肺がんの治療に用いられます。
テポチニブ塩酸塩水和物(テプミトコⓇ)は、抗悪性腫瘍剤という種類に分類される薬です。特に、MET遺伝子エクソン14スキッピング変異があるタイプの非小細胞肺がんに対して効果を発揮します。
この薬は、がん細胞が増えるために必要な「間葉上皮転換因子(MET)」というタンパク質の働きを邪魔することで、がん細胞の増殖を抑えると考えられています。
具体的な対象となる病気は、MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性であることが確認された、手術で取りきれない進行・再発の非小細胞肺がんです。臨床試験では、このお薬を服用した患者さんの42.4%で、がんが小さくなる効果が見られました。
ただし、手術の前や手術後の補助的な治療としての効果や安全性は、まだ確かめられていません。病気が悪化することがあるため、医師の指示通りに服用を続けることが大切です。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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