杏林製薬株式会社

ペンタサ錠250mgの薬剤情報・副作用

ペンタサは、クローン病、潰瘍性大腸炎に使用される薬です。主に活性酸素を減らすことで、炎症を抑えます。小腸や大腸で溶けて有効成分が直に腸の粘膜に到達することで効果を発揮します。

総称(一般名)
ペンタサ(メサラジン)
用法および用量
潰瘍性大腸炎: (成人)1回2錠を1日3回食後に服用。年齢・症状により適宜増減されます。 (小児)体重あたり1回10~20mg/kgを1日3回食後に服用。年齢・症状により適宜増減されます。 クローン病: (成人)1回2~4錠を1日3回食後に服用。年齢・症状により適宜増減されます。 (小児)体重あたり1回13.3~20mg/kgを1日3回食後に服用。年齢・症状により適宜増減されます。
効能または効果
活性酸素を減らし、炎症を抑える薬です。潰瘍性大腸炎やクローン病を改善する薬です。
薬の値段(薬価)
ペンタサ錠250mgの薬価は、31.1円です。
ジェネリック医薬品
この薬はジェネリックではありません。
注意事項
かまずに服用してください。 以下の場合は使用には注意が必要です。 薬や食べ物のアレルギーがある。 肝臓や腎臓の障害がある。

※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。

ペンタサ錠250mgのお薬詳細

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、ペンタサ錠250mgを使用される患者さんの理解と協力が必要です。

内用薬

2023年05月

主成分
メサラジン
剤形
白色〜淡黄色の円形の錠剤で、灰白色〜淡灰黄色の斑点と錠剤を二分割する線あり、直径9.5mm、厚さ4.6mm。
シート記載など
(錠剤)KP、007、(シート)ペンタサ錠、250mg、KP-007、PENTASA Tab.250mg、Kyorin

ペンタサ錠250mgの作用と効果について

炎症に関連する細胞から出る活性化された酸素を消去し、炎症に関連した生理機能を示す物質(ロイコトリエン)を作り出すことを抑制することにより、炎症が広がったり、組織が障害されたりすることを抑制し、腹痛、血便などを改善します。
通常、潰瘍性大腸炎(重症を除く)とクローン病の治療に用いられます。

次の方は注意が必要な場合があります。
必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • 潰瘍性大腸炎(成人):通常、成人は主成分として1日1,500mgを3回に分けて食後に服用します。年齢や症状により用量が変わる場合がありますが、1日2,250mgを超えることはありません。寛解期には、1日1回の服用となることがあります。活動期には1日4,000mgを2回に分けて服用することがあります。
    潰瘍性大腸炎(小児):通常、小児は主成分として体重1kg当たり1日30〜60mgを3回に分けて食後に服用します。年齢や症状により服用する量が変わる場合がありますが、1日2,250mgを超えることはありません。
    クローン病(成人):通常、成人は主成分として1日1,500〜3,000mgを3回に分けて食後に服用します。年齢や症状により用量が変わる場合があります。
    クローン病(小児):通常、小児は主成分として体重1kg当たり1日40〜60mg/kgを3回に分けて食後に服用します。年齢や症状により用量が変わる場合があります。
    この薬は1錠中に主成分250mgを含む薬です。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は二分割して服用できますが、主成分の放出を調節している薬ですので、かまずに服用してください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときに1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合には飲まないで、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 便に白いものがみられることがありますが、これはこの薬の添加剤であるエチルセルロースですので心配はいりません。
  • 副作用を確認するため、服用期間中に腎臓や肝臓の働きや血液検査をすることがあります。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

副作用として、下痢、発疹、血便、下血、口内炎、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

  • むくみ、尿量が減る、体がだるい[間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎機能低下、急性腎不全]
  • 出血しやすい/止まりにくい、あおあざができる、発熱[再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症]
  • 皮膚・白目が黄色くなる、吐き気・嘔吐、尿の色が濃くなる[肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 激しい上腹部または腰背部の痛み、吐き気・嘔吐、体重が減る[膵炎]
  • 高熱(38℃以上)、目の充血、皮膚の広い範囲が赤くなる[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 皮膚の広い範囲が赤くなる、高熱(38℃以上)、のどの痛み[薬剤性過敏症症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1〜30℃)で保管してください。
  • 保存中にわずかに着色することがありますが、薬の効果は変わりありません。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

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ペンタサ錠250mgに関連する病気や症状

関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

※より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療関係者向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

※このページの情報は「くすりのしおり」のデータを引用しています

※薬に関連する病気や症状の項目はユビー病気のQ&Aの情報をもとに表示しています。

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