EAファーマ株式会社
エレンタール配合内用剤[袋・経管]の薬剤情報・副作用
エレンタール配合内用剤は、腸の機能が低下している状態や、消化吸収がうまく行えない患者さんの栄養補給に使用されます。たまに、胃腸の不快感、下痢、アレルギー反応などの症状が出ることがああります。異常を感じる際には医師に相談するようにしましょう。
総称(一般名) | エレンタール(アミノ酸、糖質、脂肪、電解質、微量元素およびビタミンを成分とする成分栄養剤) |
用法および用量 | (成人)1日480~640g(1,800~2,400kcal)。通常1/8の量から使用を開始します。年齢や体重などで適宜増減します。 |
効能または効果 | この薬は消化がほとんど不要で体に素早く吸収される高カロリーの栄養補助食品で、手術前後や腸の疾患で普通の食事ができない時に栄養を補給するために使用されます。 |
薬の値段(薬価) | エレンタール配合内用剤[袋・経管]の薬価は、58.6円です。 |
ジェネリック医薬品 | この薬はジェネリックではありません。 |
注意事項 | ・水またはぬるま湯約250mLに1袋(80g)を加えて溶かし、約300mLの1kcal/mL液として調製して使用。 ・調製後12時間以内に服用してください。 ・速度が速い・濃度が濃い、と投与終了後にダンピング症候群様の低血糖(倦怠感、冷汗、顔面蒼白、痙攣、等)が出現することがあります。 ・下痢や腹痛などの症状がでることがあります。 |
※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。
エレンタール配合内用剤[袋・経管]のお薬詳細
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、エレンタール配合内用剤[袋・経管]を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
内用薬
2009年11月作成
主成分 | アミノ酸、糖質、脂肪、電解質、微量元素およびビタミンを成分とする成分栄養剤 |
剤形 | 白色の散剤 |
シート記載など | エレンタール配合内用剤、80g:300kcal |
エレンタール配合内用剤[袋・経管]の作用と効果について
ほとんど消化を必要としない成分で構成された極めて低残渣性・易吸収性の経腸的高カロリー栄養剤です。
通常、手術の前後や腸の病気などで食事の摂取が困難な場合の栄養管理に用いられます。
次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 糖尿病、ステロイドを使用中で糖代謝異常がある、アミノ酸代謝異常がある、小腸切除を受けて腸の機能が低下している。
用法・用量(この薬の使い方)
- 容器に水またはぬるま湯約250mLを入れたのち1袋(80g)を加えて溶かし、約300mLの1kcal/mL液を調製し、標準量として、成人は1日480~640g(1,800~2,400kcal)を鼻腔ゾンデ、胃瘻または腸瘻から、十二指腸あるいは空腸内に1日24時間75~100mL/時の速度で持続的に注入します。年齢・体重・症状に応じて注入する濃度、速度、量が適宜増減されますが、一般に初期量は1日量の約1/8(60~80g)を所定濃度の1/2(0.5kcal/mL)で注入を開始し、状態により徐々に濃度や注入量を増加し、4~10日で標準量に達します。注入する液の濃度、速度については十分な管理が必要となりますので、必ず指示された注入方法に従ってください。
調製後12時間以内に注入してください。
- 注入し忘れた場合は、その日のうちに、1回分の注入量を何回かに分けて注入してください。
- 誤って多く注入した場合は医師または薬剤師に相談してください。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、下痢、腹部膨満感、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 蕁麻疹、ふらふらする、息苦しい[ショック、アナフィラキシー様症状]
- 倦怠感、冷や汗、顔面蒼白[低血糖]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、高温、湿気を避け、遮光して保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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エレンタール配合内用剤[袋・経管]に関連する病気や症状
関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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