富士製薬工業株式会社

デキサート注射液6.6mgの薬剤情報・副作用

デキサート注射液は副腎不全、関節リウマチなどの膠原病、ネフローゼ、重症な感染症、悪性リンパ腫、皮膚炎、喘息、白血病、関節症、抗がん剤の副作用などの治療に使用されます。体の炎症を抑える働きや、体のステロイドホルモンを補充する働きがあります。副作用として胃腸炎や体重増加、高血圧、糖尿病などがあります。また長期間使用する場合や急な服用中止は体に影響を及ぼすことがあります。

総称(一般名)
デキサート(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム)
用法および用量
点滴として使用したり、関節や筋肉などに注射して使用します。
効能または効果
体の炎症を抑える働きや、体のステロイドホルモンを補充する働きがあります。
薬の値段(薬価)
デキサート注射液6.6mgの薬価は、182円です。
ジェネリック医薬品
この薬はジェネリックです。
注意事項
以下の方は使用できません。 ・デスモプレシン酢酸塩水和物を使用中の方。 ・HIV、C型肝炎、B型肝炎の薬を使用中の方。 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・以前に薬や食べ物でアレルギー症状が出たことがある。

※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。

デキサート注射液6.6mgのお薬詳細

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、デキサート注射液6.6mgを使用される患者さんの理解と協力が必要です。

注射薬

2019年8月作成

主成分
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム
剤形
注射剤
シート記載など
-

デキサート注射液6.6mgの作用と効果について

合成副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)製剤で、炎症やアレルギー症状を改善したり、免疫反応を抑えるなどさまざまな働きがあります。

通常、免疫疾患、アレルギー疾患、炎症性疾患など、広い範囲の疾患に用られます。

次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 異常な可動性を示す関節、感染症や全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核がある。
  • 血栓症、糖尿病、角膜炎、白内障、緑内障、高血圧、電解質異常がある。
  • 最近、内臓の手術を受けたことがある。
  • 急性心筋梗塞を起こしたことがある。
  • 眼疾患がある。

用法・用量(この薬の使い方)

  • 通常、静脈内、点滴で静脈内、筋肉内、関節腔内、腱鞘内、硬膜外、局所皮内などに注射しますが、疾患により使用方法は異なります。症状を見ながら使用期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、満月様顔貌、体重増加、関節腔内注射での関節の不安定化などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

  • 呼吸困難、冷汗、ふらふら感[ショック、アナフィラキシー]
  • 熱が出る、咳が出る[誘発感染症、感染症の増悪]
  • 全身倦怠感、食欲不振、嘔吐[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
  • みぞおちの痛みや圧痛、げっぷ、下血[消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎]
  • 肢の痛み・むくみ、突然の息切れ、激しい頭痛[血栓塞栓症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医療関係者向け添付文書

マイナポータルからあなたの医療情報を取得(所要時間:約1分)

マイナポータルと連携すると、あなたの今までの処方薬や受診歴、検診の情報を簡単に確認できます。

マイナカードにスマートフォンをタッチしているイラスト

お手元にお使いのスマートフォンとマイナンバーカードをご準備ください。
※ユーザー登録がお済みでない場合は、まずユーザー登録が必要です

デキサート注射液6.6mgに関連する病気や症状

関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

※より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療関係者向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

※このページの情報は「くすりのしおり」のデータを引用しています

※薬に関連する病気や症状の項目はユビー病気のQ&Aの情報をもとに表示しています。

初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら

サービスの目的と位置付け

ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。