第一三共株式会社

アーチスト錠1.25mgの薬剤情報・副作用

アーチスト錠とは、高血圧、心不全、心房細動など不整脈に使用される薬です。主な効果には、血圧と脈拍を下げる効果と、心臓を保護する作用があります。心不全については、特に血圧が高くない場合にも使用されます。

総称(一般名)
アーチスト(カルベジロール)
用法および用量
(成人)1回1~8錠を1日2回食後
効能または効果
心臓の働き、脈拍を休めることで、心臓の機能を保護するお薬です。
薬の値段(薬価)
アーチスト錠1.25mgの薬価は、10.1円です。
ジェネリック医薬品
この薬はジェネリックではありません。
注意事項
以下の場合は使用には注意が必要です。 薬や食べ物のアレルギーがある。 気管支喘息、低血圧、糖尿病性ケトアシドーシス、非代償性心不全、肺高血圧による右心不全、未治療の褐色細胞腫、栄養不良、肝機能障害、腎機能障害などがある。

※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。

アーチスト錠1.25mgのお薬詳細

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、アーチスト錠1.25mgを使用される患者さんの理解と協力が必要です。

内用薬

2021年9月改訂

主成分
カルベジロール
剤形
黄色の錠剤、長径10.1mm、短径5.1mm、厚さ3.1mm
シート記載など
アーチスト1.25mg、D316、Artist1.25mg

アーチスト錠1.25mgの作用と効果について

β受容体遮断作用に加えてα1受容体遮断作用による血管拡張作用を示し、血管抵抗を維持、減少させて心臓のポンプ機能を改善し、体に必要な血液を十分に送り、心機能を改善します。
通常、慢性心不全(虚血性心疾患または拡張型心筋症に基づく)の治療に用いられます。

次の方は注意が必要な場合があります。
必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。気管支喘息、気管支痙攣、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、不整脈、心原性ショック、非代償性の心不全、肺高血圧による右心不全、未治療の褐色細胞腫、絶食状態、栄養不良、肝機能障害、腎機能障害、末梢循環障害、血圧が低い。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • 通常、成人は1回1錠(主成分として1.25mg)を1日2回食後の服用から開始します。1回1錠(1.25mg)、1日2回の服用に忍容性がある(何事もなく飲み続けられる)場合には、1週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量され、忍容性がない場合は減量されます。用量の増減は必ず段階的に行われ、1回服用量は主成分として1錠(1.25mg)、2錠(2.5mg)、4錠(5mg)、または8錠(10mg)のいずれかです。いずれの用量でも1日2回食後に服用します。通常、維持量として1回2〜8錠(2.5〜10mg)を1日2回食後に服用します。なお、年齢・症状により服用開始用量はさらに低用量になる場合もあります。また、本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 服用中(特に、服用初期や増量時)は、めまい、ふらつきがあらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 長期間服用する場合は、定期的に心機能検査(脈拍、血圧、心電図、X線など)が行われます。医師の指示に従って、指定された日時に検査を受けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、めまい、心不全の悪化、動悸、徐脈、血圧低下、糖尿病悪化、全身倦怠感などが報告されています。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

  • 息切れ、めまい、失神 [高度な徐脈、完全房室ブロック、心不全、心停止]
  • 顔面蒼白、冷汗、ふらつき [ショック]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]
  • 全身倦怠感、尿量減少、手足や顔のむくみ [急性腎不全]
  • 発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 呼吸困難、ふらふら感、眼や唇の周りがはれる [アナフィラキシー]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。
上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

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アーチスト錠1.25mgに関連する病気や症状

関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

※より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療関係者向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

※このページの情報は「くすりのしおり」のデータを引用しています

※薬に関連する病気や症状の項目はユビー病気のQ&Aの情報をもとに表示しています。

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