アッヴィ合同会社
ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mLの薬剤情報・副作用
ヒュミラ皮下注は、関節リウマチ、乾癬、強直性脊椎炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、化膿性汗腺炎、壊疽性膿皮症、ベーチェット病、若年性特発性関節炎に使用される薬です。体の炎症を引き起こすTNFαという物質の働きを強力に抑えることによって病気を改善します。副作用として、一部の感染症にかかりやすくなります。また発熱、頭痛、めまい、発疹などの症状がでることがあります。異常を感じる際には医師に相談するようにしましょう。
総称(一般名) | ヒュミラ(アダリムマブ) |
用法および用量 | 若年性特発性関節炎: (体重15kg以上30kg未満の場合):1本を2週間に1回皮下注射。 潰瘍性大腸炎: (体重25kg以上40kg未満の小児):初回に4本を皮下注射。初回の1週間後および2週間後に2本を皮下注射し、初回の4週間後以降は、1本を毎週1回または2本を2週に1回皮下注射。 (体重15kg以上25kg未満の小児):初回に2本を皮下注射。初回の1週間後および2週間後に1本を皮下注射し、初回の4週間後以降は、1本を2週に1回皮下注射します。 |
効能または効果 | 体の炎症を引き起こすTNFαという物質の働きを強力に抑えることによって炎症を改善します。 |
薬の値段(薬価) | ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mLの薬価は、26297円です。 |
ジェネリック医薬品 | この薬はジェネリックではありません。 |
注意事項 | 以下の場合は使用ができません。 ・重度の感染症や活動性の結核がある場合 ・多発性硬化症など脱髄疾患と呼ばれる病気になったことがある場合 ・心不全が落ち着いていない場合 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・薬や食べ物のアレルギーがある。 ・感染症がある、肝臓や腎臓の機能障害がある。 また、使用中は生ワクチンを接種することはできません。 |
※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。
ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mLのお薬詳細
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mLを使用される患者さんの理解と協力が必要です。
注射薬
2021年9月改訂
主成分 | アダリムマブ(遺伝子組換え) |
剤形 | プレフィルドシリンジ入りの無色澄明またはわずかに乳白光を呈する注射剤 |
シート記載など | - |
ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mLの作用と効果について
若年性特発性関節炎、潰瘍性大腸炎などの主要な原因物質の一つと考えられているTNF-αの働きを抑えます。TNF(腫瘍壊死因子)は、健康状態でも体内に存在するサイトカインの一つで、免疫の働きや炎症、痛みの発現にかかわっています。
通常、既存治療で効果不十分な以下の疾患の治療に用いられます。・多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎・中等症または重症の潰瘍性大腸炎(小児)
次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 敗血症などの感染症または疑い、結核またはその既往歴がある。
- 多発性硬化症などの脱髄疾患またはその既往歴または家族歴、血液疾患またはその既往歴、B型肝炎ウィルスキャリアまたは既往感染者、直前に生ワクチンを接種、うっ血性心不全がある。
用法・用量(この薬の使い方)
- 若年性特発性関節炎:通常、体重15kg以上30kg未満の場合に主成分として20mgを2週間に1回皮下注射します。
潰瘍性大腸炎(小児):通常、体重25kg以上40kg未満の小児は、初回に主成分として80mgを皮下注射します。初回投与1週間後および2週間後に40mgを皮下注射し、初回投与4週間後以降は、20mgを毎週1回または40mgを2週に1回皮下注射します。
通常、体重15kg以上25kg未満の小児は、初回に主成分として40mgを皮下注射します。初回投与1週間後および2週間後に20mgを皮下注射し、初回投与4週間後以降は、20mgを2週に1回皮下注射します。
この薬は1シリンジ中に主成分20mgを含みます。
いずれの場合も、必ず指示された注射量、注射方法に従ってください。
注射部位は大腿部、腹部または上腕部を選び、順番に場所を変更し、毎回変えて注射してください。皮膚が敏感な部位、傷、発疹などのある部位、皮膚病変のある部位には注射しないでください。皮下注射した場所は、もまないでください。
前回注射部位からは少なくとも3cmはなれた部位に注射してください。
1回に全量を使用してください。
- 注射し忘れた場合は、医師に連絡してください。
- 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、鼻咽頭炎、注射部位反応(紅斑、かゆみ、発疹、出血、腫脹)、発疹、上気道感染などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 悪寒、震えを伴う突然の高熱、咳・痰[敗血症、肺炎などの重篤な感染症]
- 長引く微熱・咳(2週間以上)、全身倦怠感、体重減少[結核]
- 関節痛、筋肉痛、皮疹[ループス様症候群]
- 視力低下・複視、しびれ・痛み・運動麻痺[脱髄疾患]
- 呼吸困難、蕁麻疹、眼や口唇周囲の腫れ[重篤なアレルギー反応]
- だるさ、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、凍結を避けて、2~8℃で保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
- 廃棄については受け取った薬局または医療機関にご相談ください。
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ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mLに関連する病気や症状
関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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