田辺三菱製薬株式会社
ステラーラ点滴静注130mgの薬剤情報・副作用
ステラーラ点滴はクローン病、潰瘍性大腸炎の治療に使用されます。体の免疫応答を調節するIL-12およびIL-23という物質の働きを抑えることで、炎症を抑えます。上気道炎にかかりやすくなる、頭痛、吐き気、体のだるさなどの症状が出ることがあります。また肝臓の数値など血液の異常を生じることがあります。異常を感じる際には医師に相談するようにしましょう。
総称(一般名) | ステラーラ(ウステキヌマブ) |
用法および用量 | ステラーラによる治療を始める際に使用します。 体重55kg以下:260mg 体重55kgを超える85kg以下:390mg 体重85kgを超える:520mg 1時間以上かけて点滴します。注射の8週後、ウステキヌマブ皮下注射用製剤による維持療法を開始します。 |
効能または効果 | 体の免疫応答を調節するIL-12およびIL-23という物質の働きを抑えることによって炎症を改善します。 |
薬の値段(薬価) | ステラーラ点滴静注130mgの薬価は、192262円です。 |
ジェネリック医薬品 | この薬はジェネリックではありません。 |
注意事項 | 以下の場合は使用ができません。 ・重度の感染症や活動性の結核がある場合 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・薬や食べ物のアレルギーがある。 |
※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。
ステラーラ点滴静注130mgのお薬詳細
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、ステラーラ点滴静注130mgを使用される患者さんの理解と協力が必要です。
注射薬
2020年3月改訂
主成分 | ウステキヌマブ(遺伝子組換え) |
剤形 | 注射剤 |
シート記載など | - |
ステラーラ点滴静注130mgの作用と効果について
クローン病、潰瘍性大腸炎の主要な原因物質の一つと考えられているIL(インターロイキン)の働きを抑えることにより、症状を改善します。
通常、中等症から重症の活動期クローン病の導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)、中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)に用いられます。
次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 感染症またはその疑いがある。
- 再発性感染症の既往歴がある。
- 結核またはその疑い、既往歴がある。
- 悪性腫瘍または既往歴がある。
- アレルゲン免疫療法を受けたことがある。
用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、治療の初回に1度だけ点滴で1時間以上かけて点滴で静脈内に注射します。注射の8週後、ウステキヌマブ皮下注射用製剤による維持療法を開始します。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、頭痛、吐き気、上気道感染、鼻咽頭炎、疲労、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 発疹、蕁麻疹、血管浮腫[アナフィラキシー]
- 発熱、体がだるい、息苦しい・息切れ[重篤な感染症]
- 長引く微熱・咳(2週間以上)、体がだるい、体重減少[結核]
- 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
- 免疫を抑制する作用があることから生ワクチンの接種を避けてください。
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ステラーラ点滴静注130mgに関連する病気や症状
関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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