あゆみ製薬株式会社

アダリムマブBS皮下注40mgペン0.4mL「MA」の薬剤情報・副作用

アダリムマブBS皮下注は、関節リウマチ、乾癬、強直性脊椎炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、化膿性汗腺炎、壊疽性膿皮症、ベーチェット病、若年性特発性関節炎に使用される薬です。体の炎症を引き起こすTNFαという物質の働きを強力に抑えることによって病気を改善します。副作用として、一部の感染症にかかりやすくなります。また発熱、頭痛、めまい、発疹などの症状がでることがあります。異常を感じる際には医師に相談するようにしましょう。

総称(一般名)
アダリムマブBS(アダリムマブ)
用法および用量
化膿性汗腺炎: (成人):初回160mgを皮下注射します。初回の2週間後に80mgを皮下注射し、初回の4週間後以降は40mgを毎週1回または80mgを2週間に1回皮下注射します。 壊疽性膿皮症: (成人):初回160mgを皮下注射します。初回の2週間後に80mgを皮下注射し、初回の4週間後以降は40mgを毎週1回皮下注射します。 尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬: (成人):初回80mgを皮下注射します。以降は2週間に1回40mgを皮下注射します。状況に応じて2週間に1回、80mgの皮下注射に増量します。 強直性脊椎炎: (成人):2週間に1回40mg皮下注射します。状況に応じて2週間に1回80mgの皮下注射に増量します。 若年性特発性関節炎: (体重30kg以上の場合):2週間に1回40mg皮下注射します。 クローン病: (成人):初回160mgを皮下注射します。初回の2週間後に80mgを皮下注射し、初回の4週間後以降は2週間に1回40mg皮下注射します。 状況に応じて2週間に1回80mgの皮下注射に増量します。 腸管型ベーチェット病: (成人):初回160mgを皮下注射します。初回の2週間後に80mgを皮下注射し、初回の4週間後以降は40mgを2週間に1回皮下注射します。 潰瘍性大腸炎: (成人):初回160mgを皮下注射します。初回の2週間後に80mgを皮下注射し、初回の4週間後以降は40mgを2週間に1回皮下注射します。4週間後以降は状況に応じて40mgを毎週1回または80mgを2週に1回皮下注射することがあります。 (体重40kg以上の小児):初回160mgを皮下注射します。初回投与1週間後および2週間後に80mgを皮下注射し、初回投与4週間後以降は、40mgを毎週1回または80mgを2週に1回皮下注射します。 (体重25kg以上40kg未満の小児):初回80mgを皮下注射します。初回投与1週間後および2週間後に40mgを皮下注射し、初回投与4週間後以降は、20mgを毎週1回または40mgを2週に1回皮下注射します。 (体重15kg以上25kg未満の小児):初回40mgを皮下注射します。初回投与1週間後および2週間後に20mgを皮下注射し、初回投与4週間後以降は、20mgを2週に1回皮下注射します。 非感染性の中間部,後部または汎ぶどう膜炎: (成人):初回80mgを皮下注射します。初回投与1週間後に40mgを皮下注射し、初回投与3週間後以降は、40mgを2週間に1回皮下注射します。
効能または効果
体の炎症を引き起こすTNFαという物質の働きを強力に抑えることによって炎症を改善します。
薬の値段(薬価)
アダリムマブBS皮下注40mgペン0.4mL「MA」の薬価は、27884円です。
ジェネリック医薬品
この薬はジェネリックです。
注意事項
以下の場合は使用ができません。 ・重度の感染症や活動性の結核がある場合 ・多発性硬化症など脱髄疾患と呼ばれる病気になったことがある場合 ・心不全が落ち着いていない場合 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・薬や食べ物のアレルギーがある。 ・感染症がある、肝臓や腎臓の機能障害がある。 また、使用中は生ワクチンを接種することはできません。

※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。

アダリムマブBS皮下注40mgペン0.4mL「MA」のお薬詳細

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、アダリムマブBS皮下注40mgペン0.4mL「MA」を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

注射薬

2022年7月改訂

主成分
アダリムマブ(遺伝子組換え)
剤形
無色のほとんど澄明またはわずかにタンパク質特有の乳白光を呈する薬液を充填した注射針付きのプレフィルドシリンジを内蔵した単回使用のペン型医薬品注入器
シート記載など
-

アダリムマブBS皮下注40mgペン0.4mL「MA」の作用と効果について

関節リウマチ、乾癬、強直性脊椎炎、若年性特発性関節炎、腸管型ベーチェット病、クローン病、潰瘍性大腸炎などの主要な原因物質の一つと考えられているTNF(腫瘍壊死因子)-αの働きを抑えます。TNFは、健康状態でも体内に存在するサイトカインの一つで、免疫の働きや炎症、痛みの発現にかかわっています。

通常、関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)および既存治療で効果不十分な以下の疾患の治療に用いられます。・尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬・強直性脊椎炎・多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎・腸管型ベーチェット病・非感染性の中間部、後部または汎ぶどう膜炎・中等症または重症の活動期にあるクローン病の寛解導入および維持療法・中等症または重症の潰瘍性大腸炎

次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 敗血症などの感染症または疑い、結核またはその既往歴がある。
  • 多発性硬化症などの脱髄疾患またはその既往歴または家族歴、血液疾患またはその既往歴、B型肝炎ウイルスキャリアまたは既往感染者、直前に生ワクチンを接種、うっ血性心不全がある。

用法・用量(この薬の使い方)

  • 関節リウマチ:通常、成人は主成分として40mgを2週に1回皮下注射します。効果が不十分な場合は1回80mgまで増量されることがあります。

    尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬:通常、成人は初回に主成分として80mgを皮下注射し、次回以降は40mgを2週に1回皮下注射します。効果が不十分な場合は1回80mgまで増量されることがあります。

    強直性脊椎炎:通常、成人は主成分として40mgを2週に1回皮下注射します。効果が不十分な場合は1回80mgまで増量されることがあります。

    若年性特発性関節炎:通常、体重15kg以上30kg未満の場合は主成分として20mg、体重30kg以上の場合は40mgを2週に1回皮下注射します。

    腸管型ベーチェット病:通常、成人は初回に主成分として160mgを皮下注射します。初回注射2週間後に80mgを皮下注射し、初回注射4週間後以降は40mgを2週に1回皮下注射します。

    クローン病:通常、成人は初回に主成分として160mgを皮下注射します。初回注射2週間後に80mgを皮下注射し、初回注射4週間後以降は40mgを2週に1回皮下注射します。効果が減弱した場合は1回80mgまで増量されることがあります。

    潰瘍性大腸炎:通常、成人は初回に主成分として160mgを皮下注射します。初回注射2週間後に80mgを皮下注射し、初回注射4週間後以降は40mgを2週に1回皮下注射します。

    なお、初回注射4週間後以降は、状態に応じて40mgを毎週1回または80mgを2週に1回皮下注射することがあります。

    非感染性の中間部、後部または汎ぶどう膜炎:通常、成人は初回に主成分として80mgを皮下注射します。初回注射1週間後に40mgを皮下注射し、初回注射3週間後以降は、40mgを2週間に1回皮下注射します。

    この薬は1ペン型製品中に主成分40mgを含みます。いずれの場合も、必ず指示された注射量、注射方法に従ってください。

    注射部位は大腿部、腹部または上腕部を選び、順番に場所を変更し、毎回変えて注射してください。皮膚が敏感な部位や、傷、発疹などのある部位、皮膚病変のある部位には注射しないでください。皮下注射した場所は、もまないでください。

    前回の注射部位から少なくとも3cmはなれた部位に注射してください。

    1回に全量を使用してください。

  • 注射し忘れた場合は、医師に連絡してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、上気道感染(鼻咽頭炎など)、咳嗽、発疹、かゆみ、湿疹、発熱、注射部位反応(紅斑、かゆみ、発疹、出血、腫脹、硬結など)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

  • 寒気、震えを伴う突然の高熱、咳・痰[敗血症、肺炎などの重篤な感染症]
  • 長引く微熱・咳(2週間以上)、全身倦怠感、体重減少[結核]
  • 関節痛、筋肉痛、皮疹[ループス様症候群]
  • 視力低下・複視、しびれ・痛み・運動麻痺[脱髄疾患]
  • 呼吸困難、蕁麻疹、眼や口唇周囲の腫れ[重篤なアレルギー反応]
  • 発熱、から咳、息苦しい、息切れ[間質性肺炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、凍結を避けて、2~8℃で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 他の人に渡さないでください。

医療関係者向け添付文書

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アダリムマブBS皮下注40mgペン0.4mL「MA」に関連する病気や症状

関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

※より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療関係者向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

※このページの情報は「くすりのしおり」のデータを引用しています

※薬に関連する病気や症状の項目はユビー病気のQ&Aの情報をもとに表示しています。

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