咳・くしゃみ
の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/28
「咳・くしゃみ」がどの病気に関連するかAIでチェックする
咳・くしゃみについて「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
「咳・くしゃみ」はどんな症状ですか?
咳・くしゃみとは
「咳・くしゃみ」に関連する主の病気には、気管支喘息、咳喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎などがあります。
「咳・くしゃみ」に関連する症状はありますか?
「咳・くしゃみ」のQ&A
- A.
8週間経過しても症状が出る場合、特別な対策が必要な病気が隠れている可能性があるので、速やかに受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る咳が長引いてよくならない場合、風邪以外にも、百日咳やマイコプラズマなどの感染症や、気管支喘息、胃食道逆流症など多くの病気が考えられます。
稀ではありますが、肺炎や肺気腫、肺がんといった治療が必要な病気が隠れていることもあります。
咳がなかなか治らない場合は、8週間程度を目安に受診を検討するようにしてください。 - A.
風邪のほか、アトピー咳嗽、咳喘息、気管支喘息、胃食道逆流症、喉頭アレルギー、間質性肺炎、肺がんなどが挙げられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る空咳の原因としては、異物のむせ込み(誤飲・誤嚥)や病原体のほか、色々なものが考えられます。
以下が代表的なものになります。単純な異物によるもの
- 食べ物や水分のむせ込み
- 粉塵
病原体によるもの
- 風邪(感冒)を代表とするウイルス
- 気管支炎や肺炎を起こす細菌(ばい菌)
肺の傷みによるもの
- 肺気腫
- 肺癌
アレルギーによるもの
- 気管支喘息
- アトピー咳嗽
- 化学物質過敏症(シックハウス症候群など)
- 過敏性肺臓炎
- アナフィラキシーショック
その他
- 胃食道逆流症
- 精神的な原因
- A.
空気の乾燥や急激な温度変化、喫煙、ダニやほこり、ストレスなどが主として考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る乾燥や急激な温度変化などの環境の影響や、以下のような体にとっての異物に対して防御反応としての咳を引き起こすことがあります。
- タバコの煙
- ハウスダストなどの粉塵
- ウイルスなどの病原体
- 花粉などのアレルゲン
狭い空間で扇風機や空気清浄機などによって空気の対流が起きると、異物を吸い込みやすくなるので注意が必要です。
そのほか、ストレスによって咳が引き起こされる場合もあります。 - A.
心因性咳嗽や咽喉頭異常感症を疑います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るストレスによって空咳が出る病気としては、心因性咳嗽(がいそう:咳のこと)や咽喉頭異常感症を考えます。
咽喉頭異常感症は、喉に何か詰まっているような感覚を伴い、咳が長く続きます。
内視鏡などの検査を行っても、はっきりした異常の原因が見つからない病気です。
また心因性咳嗽も、ストレスがある状態になると咳が悪化する病気で、検査で他の病気が認められない時に疑います。 - A.
咳喘息の可能性も考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る空咳が見られる場合、咳喘息の可能性も考えられます。
咳喘息は、主に咳の症状が出る気管支喘息の一種で、夜や早朝に咳が出やすいことが特徴です。
風邪などの病気にかかった後のほか、冷え、運動、受動喫煙を含む喫煙、湿度の上昇、花粉の飛散等によっても症状が悪化し、成人では女性に多く見られる病気です。
咳喘息の診断は、問診・聴診のほか、吸入薬の試用、血液検査、呼気に含まれる一酸化窒素を計測する検査(呼気NO検査)などの結果を総合的にふまえて判断し、診断が確定した後は、吸入ステロイド薬を用いて治療を行っていきます。 - A.
新型コロナウイルス後遺症で、咳が止まらない場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る新型コロナウイルス感染症(以下コロナ感染症)のあとで咳が続く場合、以下のようにさまざまな可能性が考えられます。
また、コロナ感染症にかかわらず一般的な風邪の後でも1~2ヶ月近く咳が長引くことがあり、感染後咳嗽と呼ばれています。
- A.
痰を伴わない「コンコン」といった乾いた咳が出る症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る痰が絡まない咳を指し、乾いた印象はありますが、くしゃみとは異なります。
咳をした時の音の響きから「コンコンという咳」などと言われることもあり、喉の違和感を伴うことが多いです。
咳は、口から肺までの空気の通り道(気道)にある異物を外に出そうとする反応です。
咳がでる主な原因としては、- 気道に水やほこりなどが入る
- 細菌やウイルスなどに感染したりして刺激される
などがあり、これらの理由により咳がでます。
また、気管支喘息などのアレルギー反応や、急激な温度変化などの環境の変化によって咳がでることがあり、診察や検査ではっきりとした異常が見つからないことも珍しくなく、消去法的にストレスを原因と考えることもあります。 - A.
ストレスによって咳(心因性咳嗽)が出るのは、無意識のうちに咳によって内面の緊張を和らげたり、心理的な葛藤が身体症状に転換されて咳という形で現れたりするからです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る咳を引き起こす病気の多くは、気管や気管支への何らかの刺激によって、咳の反射が起こります。
一方で、ストレスが原因となる咳(心因性咳嗽)は心理的な状態が身体症状として反映されている状態であり、必ずしも気管支への刺激によって起こるわけではないと考えられています。感情を抑圧することで生まれる緊張を咳をすることで和らげていたり、人前で話すときに話しやすくする癖として咳をしていたりしますが、本人は咳が心理状態と結びついているという自覚はありません。
また、咳の原因となる病気の中には、ストレスが症状悪化の要因になるものもあると知られています。例えば、気管支喘息では、ストレスにより体内に炎症物質が産生されることで気管支が過敏になりやすいと考えられています。 - A.
特定の場所や空気の乾燥など、咳を出やすくする原因を避けるようにしましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る特定の場所や状況で咳が出る場合には、それらを避けてみることが重要です。
例としては、- ほこりっぽい場所を避ける
- ペットと居室を分ける
などの対策が考えられます。
また、乾燥すると咳が出る場合には、マスクの着用や部屋の加湿などの対策を試してみましょう。 - A.
咳止めが有効な場合もありますが、病気そのものを治療する薬を用いないと効果がない場合もあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る咳止めについて
かぜ薬(総合感冒薬)を含む市販の咳止めが、咳を減らすために役立ちます。
ただし、咳止めは咳の原因となる病気そのものを治療するわけではないため注意が必要です。
風邪による咳など、待てば自然に治まるタイプの咳に有効で、あくまで症状がつらい時期をやり過ごすためのサポートとなります。咳止め以外の薬が必要な場合
肺炎や気管支喘息などの場合、根本的な治療が必要となります。
医療機関を受診し、専門的な診療を受けるようにしましょう。
咳の原因となる病気そのものを治療する薬が処方されることもあります。注意が必要な場合
コデインなどの「麻薬性鎮痛薬」と呼ばれる一部の咳止めは、気管支喘息を悪化させる恐れがあり、注意が必要です。
また、漢方薬は効くこともあれば、逆に症状を悪化させることもあります。 - A.
市販薬も使用できますが、他の薬との相互作用があるものや副作用が強く出る薬もありますので、医師や薬剤師などに相談してください。
解説市販薬も使用できます。ただし、市販の咳止め薬は、いくつかの成分が組み合わせられていることが多く、成分によっては他の内服薬と相互作用があったり、眠気が出てしまうため運転をしてはいけないなどの注意点があったりしますので、使用にあたっては医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
なお、痰が出る咳の場合は去痰作用のある薬を選ぶとよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本呼吸器学会.咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019.株式会社メディカルレビュー社,2019.
テオドール顆粒20%/テオドール錠50mg”.PMDA.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2251001D1061_1_07/,(参照 2023-05-03).
コデインリン酸塩錠20mg「第一三共」”.PMDA.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/8115001F1092_1_13/8115001F1092_1_13?view=body&lang=ja,(参照 2023-05-03). - A.
保温・保湿を心がけ、激しい運動を控えるようにしましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る子供の空咳の多くは、体内に入り込んだ異物への正常な反応や、感冒(風邪)によるものです。
保温・保湿を心がけ、激しい運動は控えて様子を見てみましょう。
咳止めシロップなども有効です。 - A.
症状によってはすぐに救急受診しましょう。また、咳が長く続く場合や日常生活に支障が出ている場合も、小児科の受診を考えましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状によって、受診の緊急度が異なります。
早急な受診・救急受診を検討したほうがよい場合
- 咳をし始める前に、おもちゃを誤って飲み込んだり食べ物を喉に詰まらせたりした疑いがある
- 咳き込んで嘔吐してしまい、食事がとれない
- 咳き込んでしまって眠れない
- 苦しそうにしており、顔色が悪い
- 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった呼吸音の異常がある
- 息苦しそうにしている(息苦しそうにしているときの受診の目安などはこちら)
急がないが受診を検討したほうがよい場合
- 咳が長く(2週間以上)続いている
- まったく食事がとれない・眠れないというわけではないが、睡眠や食事など日常生活に影響が及んでいる
- A.
保温・保湿を心がけましょう。咳止めシロップも有効な場合があります。様子を見てもよくならなければ受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る保温・保湿を心がけ、乾燥を避けましょう。
咳止めシロップなども有効な場合があります。
様子を見てもよくならない場合、慢性気管支炎や気管支喘息といった病気が隠れている可能性があるので、小児科を受診して医師に相談してみてください。 - A.
成人用の薬は避けたほうが無難です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る成人用の薬の中には、子供に対して使って問題ないものもありますが、使用がすすめられない薬もあるので注意しましょう。とりわけコデインという成分が入っているものは、12歳未満の小児には使用できませんので注意が必要です。
なお、12歳以上であっても、咳の原因が気管支喘息だった場合には、コデインを使用すると症状が悪化することがあり、成人用の薬は子供には量が多いことがほとんどです。そのまま飲むことは避け、薬剤師の指示や定められた用法・用量を守って使用するようにしましょう。 - A.
息苦しさを伴う、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という乾いた呼吸音がする、咳が8週間以上続くといった場合は受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状によって、受診の緊急度が異なります。
早急な受診・救急受診を検討したほうがよい場合
咳と同時に以下のような症状が見られる場合、早急な受診をおすすめします。
重篤な気管支喘息や肺炎など、危険な病気が隠れている可能性があります。- 息苦しさがある
- 咳が強くて眠れない
- 呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音が鳴る
急がないが受診を検討したほうがよい場合
咳が長く(8週間以上)続く場合、一度受診を検討しましょう。
風邪以外にも、百日咳やマイコプラズマなどの感染症や、気管支喘息、胃食道逆流症といった病気の可能性があります。
稀ではありますが、肺炎や肺気腫、肺がんといった治療が必要な病気が隠れていることもあります。
きちんと原因を調べて、必要に応じた治療を行うようにしましょう。 - A.
咳が出始めたタイミングやきっかけ、咳が悪化する原因や時間帯、咳以外の症状の有無、持病や喫煙のことなどを説明できるとスムーズです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のようなポイントについて事前に整理がなされていると診察がスムーズに進みます。
ご自身の症状に当てはまる点について、あらかじめ確認しておきましょう。症状の出現時期と程度について
- いつから続いているか、きっかけはあったか
- 咳が出始めるとどのくらい止まらず続くか(2~3回連続して出る、1分ほど続くなど)
- 寝ている時に咳で目が覚めるか
悪くなる要因について
- 時間帯によって悪くなるか(起床した時、朝、昼、夕、寝る前など)
- 特定の場所で悪くなるか
- 姿勢によって悪くなるか(横になった時、身体を起こした時)
- 運動すると悪くなるか
- 季節によって悪くなるか
- 歯磨きをした時に悪くなるか
- カレーやミントなどの食べ物を食べた時に悪くなるか
- 冷えたり暖かくしたりすると悪くなるか
持病について
- 肺や心臓の病気があるか
- たばこを吸った経験があるか、どのくらいの年数と本数を吸ってきたか
飲んでいる薬について
- 血圧を下げる薬などの薬を飲んでいるか
- 申告していない漢方やサプリメントを常用しているか
- 鎮痛薬やかぜ薬(総合感冒薬)を飲むと咳が出るか
咳以外の症状について
- 鼻が常に詰まっていないか、匂いはわかるか
その他
- 周囲に似た症状の人はいるか
- 家庭・学校・仕事でストレスを抱えているか
- バックパッカーが多い地域に出入りしていないか
- A.
一般内科や呼吸器内科を受診してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るまずは一般内科を受診してください。
ただし、お近くに呼吸器内科やアレルギー科がある場合には、そちらを受診いただいても構いません。
15歳以下の場合は、小児科を受診してください。
咳・くしゃみはどんな病気に関連しますか?
咳・くしゃみに関連する他の症状をチェック
咳・くしゃみについて、医師からのよくある質問
- せきが出ていますか?
- 発作のように咳が出ていますか?
- 痰(たん)が絡まない乾いた咳が出ていますか?
- 顔を真っ赤にして連続で咳き込んでいますか?
- 夜も咳で起きてしまいますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 呼吸器内科