脂漏性皮膚炎
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「脂漏性皮膚炎」とはどのような病気ですか?
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
「脂漏性皮膚炎」とは、頭部や顔などの皮膚に、赤みやかさつきを伴う湿疹ができる病気のことです。
「脂漏性皮膚炎」は、頭部や顔面、脇の下などの脂漏部位※1や間擦部※2に、鱗屑(かさかさ)と赤みが主体の皮疹が見られる病気のことです。かゆみは、あることもないこともあります。乳児期と成人以降に好発します。
※1 脂漏部位:皮脂の分泌が盛んな部位
※2 間擦部:擦れる部位
乳児の場合
乳児の場合は生後2~4週ごろから、被髪部や眉毛部、前額部に黄色いかさぶたが固着しますが、生後8~12ヶ月ごろには自然軽快することが多いです。
成人の場合
成人の場合は慢性かつ再発性で、頭皮にフケやかさぶたが付着したり、皮脂分泌が盛んな部位に鱗屑と赤みが主体の皮疹を呈します。
(参考文献)
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