一般的に肋間神経痛に対してどのような治療を行いますか?
飲み薬や貼り薬で痛みを和らげる治療が主体です。原因となる病気がある時にはその病気の治療を行います。
肋間神経痛を引き起こしている原因があれば、その治療や改善に取り組むことで、症状が良くなる可能性があります。
他方、原因がはっきりしなかったり、原因となっている病気の治療だけでは痛みの改善が難しかったりする場合には、薬物療法や神経ブロックを行います。神経ブロックとは、末梢神経の機能を一時的あるいは長期間にわたって停止させることで、痛みを軽くする治療法です。
内服薬
以下のような薬を服用して痛みの症状を軽くします。
- 鎮痛剤(ロキソプロフェンなどのNSAIDsやアセトアミノフェンなど)
- 神経障害性疼痛治療薬(Ca2+チャネルα2δリガンド:プレガバリン、ガバペンチン※)
- 抗うつ薬(SNRI、三環系抗うつ薬など)
- 漢方薬(桂枝加朮附湯[けいしかじゅつぶとう]など)
- ビタミンB12(メコバラミン)
※現時点(2024年4月)では、ガバペンチンには神経障害性疼痛に対する効能・効果は承認されていません。ただし、プレガバリンと薬理作用が同様であることから、「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」p.48〜50において第一選択薬として記載されています。
外用剤
内服薬だけでなく、貼り薬や塗り薬を用いて痛みの軽減を図る場合もあります。
神経ブロック
肋間神経ブロックや神経根ブロックといった、神経そのものに働きかける治療法を用いることもあります。具体的には、局所麻酔薬の注射や、高周波の熱やアルコールを用いることで神経を数ヶ月〜数年にわたって麻痺させます。
公開日:
最終更新日:
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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