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尿蛋白について教えてください。
自治医科大学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
尿中に含まれる蛋白質のことで、異常に多い場合、病気が隠れていることがあります。
解説
人体では血液の余分な成分を排出するために、腎臓で血液がろ過されて、尿が作られます。
この時、血液中の蛋白質は人体にとって必要なので、尿として捨てられないようにうまくろ過されるようになっています。腎臓での、ろ過の過程で異常が生じた場合には、尿中に蛋白質が見られることがあります。
少量であれば運動後などにも見られることがありますが、大量に漏出しているようであれば何らかの腎臓の病気が考えられます。
尿として排出される蛋白質が増えることで、血液中の蛋白質が減少し、むくみなどが出現することもあります。
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(参考文献)
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