デュピルマブ（デュピクセントⓇ）の添付文書にはどのような記載がありますか？

添付文書には、デュピルマブ（デュピクセントⓇ︎）の注射器の種類や有効成分の量、対象となる病気の種類、投与方法だけでなく、使用上の注意、副作用など、薬を正しく安全に使用するための情報が記載されています。

例えば、対象となる病気（効能又は効果）としては、以下のものが記載されていますが、有効成分の量によって使用できる病気が異なりますので注意が必要です。

• アトピー性皮膚炎
• 特発性の慢性蕁麻疹
• 結節性痒疹（300㎎ペン、300㎎シリンジのみ）
• 気管支喘息（300㎎ペン、300㎎シリンジのみ）
• 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎（300㎎ペン、300㎎シリンジのみ）

用法および用量（投与方法）は、病気ごとに異なっています。アトピー性皮膚炎については、大人の場合と生後6ヶ月以上の小児の場合（体重別）で分けて記載されており、本剤投与中も保湿外用剤などを併用する必要があることなどが書かれています。

また、デュピクセントⓇ︎皮下注には、注射器の種類によってシリンジとペンの2つのタイプがあり、医師が許可した場合に限って自己注射することができますが、正しく安全に使用できるようになるまで医療機関で十分に練習する必要があるとの注意書きがあります。

実際に薬を使用する場合は、医師や薬剤師の指示に従ってください。