結節性痒疹
「結節性痒疹」とは、皮膚に暗褐色で硬いドーム状の盛り上がりが多発する病気で、強い痒みがあります。原因は詳しくはわかっていません。皮膚をかかないようにするほか、ステロイドの塗り薬や痒み止めで治療します。痒みが続く場合は、皮膚科を受診しましょう。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
皮膚に暗褐色の硬い盛り上がりがたくさん生じ、かゆみを伴う病気です。
原因は、まだよくわかっていません。
指定難病ではありません。
結節性痒疹そのものはがんにはなりません。
アレルギーの面で関連している可能性はあります。
人にうつることはありません。
結節性痒疹がアトピーと関係があるかについて、明確な報告はありません。
はい。糖尿病、肝不全、腎不全などの内臓疾患が結節性痒疹の原因となる可能性があります。
はい。虫刺されのような湿疹が結節性痒疹である可能性はあります。
はい。結節性痒疹は、ストレスと関係があると言えます。
結節性痒疹では、香辛料やアルコールを控え、ビタミン豊富な食事と水分補給を心掛けましょう。
関節のかゆみは結節性痒疹の可能性がありますが、他の病気も考えられるため、専門医の診察が必要です。
症状について
皮膚に硬い盛り上がりができ、かゆみを伴います。
症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできますが、診断には専門医の診察が必要になります。
痒疹に対して抗ヒスタミン薬を考慮しても良いですが、十分な医学的根拠はなく、それだけで効かない場合は塗り薬など他の治療も併用することが勧められます。
虫刺され跡のしこりとかゆみが続く場合、結節性痒疹の可能性があるため、皮膚科を受診してください。
治療について
皮膚をかかないようにするほか、ステロイドの塗り薬などを使用します。
薬の追加・変更を行います。原因となる全身の病気が隠れていないか検査することもあります。
皮膚をかくことでどんどん悪化しますので、かゆみを抑えられない場合は無理せず皮膚科を受診しましょう。
結節性痒疹が完治するまでの期間は、数ヶ月から数年と幅広く、一律の回答が困難です。
免疫抑制剤等の軟膏薬、かゆみ止め、保湿、液体窒素などを用いて治療することがあります。
いいえ。結節性痒疹に対する漢方薬の効果は、まだ十分には確認されていません。
結節性痒疹の初期治療は保湿、ステロイド外用薬、抗ヒスタミン薬内服、生活改善が基本です。
結節性痒疹の跡を完全に消すことは、難しい場合が多いです。
抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬でかゆみを抑え、保湿と掻き壊し防止が重要です。専門医の診察を推奨します。
受診について
薬について
結節性痒疹は市販薬で治療は困難です。市販の保湿剤や抗ヒスタミン薬は補助的に使用可能ですが、専門医の診察が必要です。
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