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麻疹
同義語
はしか,麻しん
麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。空気感染・飛沫感染・接触感染など様々な感染経路により麻疹ウイルスに感染することで発症し、その感染力はウイルスの中で最も強力とされています。 麻疹の予防接種が最も有効な予防方法ですので、かかりつけ医に相談してみましょう。
神奈川県立こども医療センター 小児科
西條 晴貴 監修
病気について
麻疹(はしか)とはどのような病気ですか?
麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
麻疹(はしか)の原因は何ですか?
空気感染・飛沫感染・接触感染などさまざまな感染経路により麻疹ウイルスに感染することで発症します。
麻疹(はしか)を放置するとどうなりますか?
通常であれば発症から7~10日間で回復しますが、重症化すると合併症を引き起こすケースもあり、注意が必要です。
麻疹(はしか)と風疹(三日はしか)の違いは何ですか?
症状などが非常によく似た病気ですが、ウイルスが異なります。
亜急性硬化性全脳炎(SSPE)とはどのような病気ですか?
麻疹にかかった後2〜10年後に発症する致死率の高い脳の病気です。
症状について
麻疹(はしか)ではどのような症状が見られますか?
発症から2~4日間は、風邪症状・目の充血・眼脂(目やに)などが現れます。その後、39℃以上の高熱と全身の発疹が出現します。
麻疹(はしか)と症状が似ている他の病気はありますか?
「三日はしか」とも呼ばれる風疹が挙げられます。麻疹と同様に、発熱や発疹の症状が見られます。
麻疹(はしか)の初期症状には何がありますか?
無症状の期間の後、発熱などが認められます。
麻疹(はしか)の症状をセルフチェックできますか?
麻疹(はしか)の症状や原因、おすすめの病院や対処方法は症状検索エンジン「ユビー」で調べられます。
麻疹(はしか)で注意すべき合併症は何ですか?
肺炎と中耳炎が最も多い合併症です。稀ではありますが、脳炎を合併することもあります。
妊婦が麻疹(はしか)に感染すると胎児にどのような影響がありますか?
妊娠中に麻疹にかかると、流産や早産を起こす可能性があります。
受診について
診断について
治療について
どのような治療をすると、麻疹(はしか)の症状は改善するのでしょうか?
多くの場合、症状に応じた対症療法を行い、自然治癒を待ちます。
麻疹(はしか)の治療中、日常生活で気をつけることはありますか?
他人にうつさないように、自宅で安静にして過ごしましょう。
麻疹(はしか)はどうすれば予防できますか?
ワクチンによって予防できます。
麻疹ワクチンに副反応はありますか?
発熱や発疹が見られることがあります。
麻疹ワクチンを接種できない人はいますか?
1歳未満の乳児や妊娠中の方は接種できません。
麻疹は予防接種を受ける必要はありますか?
1~2歳と5~7歳で計2回の接種が推奨されています。予防接種によって、約95%の人が免疫を獲得できます。
大人で、麻疹の予防接種が必要な年代を教えてください。
必要な方もいます。基本的には、生涯で麻疹ワクチンの接種が2回未満の方は、接種が推奨されます。
薬について
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