乾癬治療に用いるtyk2阻害薬とは、なんですか?
チロシンキナーゼ2(TYK2)という酵素の働きを抑える薬のことです。
TYK2阻害薬とは、チロシンキナーゼ2(TYK2)とよばれる酵素の働きを抑える薬のことです。乾癬治療に用いられるTYK2阻害薬として、デュークラバシチニブ(ソーティクツⓇ錠)があります。
乾癬は、Ⅰ型インターフェロン(IFN)、インターロイキン(IL)-23、IL-12、IL-17などの炎症性サイトカイン(炎症の反応を進める物質)が体内で増えることで、過剰な免疫反応・炎症が起こり、皮膚の表皮細胞の異常な増殖を引き起こす病気です。
TYK2は、乾癬における一連の炎症反応が進んでいくのを助ける酵素です。「TYK2阻害薬」は、このTYK2の働きを抑えることで、炎症反応を抑えて乾癬の症状を改善します。
免疫の流れを止める作用がある薬なので、感染症にかかりやすい・感染症が重症化しやすいという副作用があることに十分注意が必要な薬です。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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