デュラグルチド(トルリシティⓇ)と併用禁忌の薬はありますか?
このお薬と併用禁忌のお薬はありません。併用注意のお薬には、他の糖尿病治療薬などがあります。
現在、デュラグルチド(トルリシティⓇ)と併用禁忌のお薬はありません。しかし、併用注意のお薬としては、以下があげられています。
糖尿病用薬
一緒に使用することで、このお薬の血糖を下げる作用が強くなる可能性があります。そのため、一緒に併用する場合には、低血糖の症状(冷や汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえなど)に注意をしてください。
血糖降下作用が増強される薬剤
- β-遮断剤、モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤等
血糖を下げる作用が強くなり、血糖がさらに低下する可能性があるため、一緒に服用する場合には十分な注意が必要です。
血糖降下作用が減弱される薬剤
- アドレナリン、副腎皮質ステロイド、甲状腺ホルモン等
血糖を下げる作用が弱くなり、血糖が上昇する可能性があるため、一緒に服用する場合には十分な注意が必要です。
クマリン系薬剤(ワルファリンカリウム)
このお薬とワルファリンカリウムという抗凝固薬(血液を固まりにくくするお薬)を一緒に使用すると、ワルファリンの作用に影響が出る可能性があります。
お薬の併用について疑問点などがある場合には、医師や薬剤師にご相談ください。
※併用禁忌:一緒に使用すると深刻な健康被害や、適正な効果を得られないおそれがあるため、一緒に使用しないこととされている組み合わせ
※併用注意:一緒に使用すると効果が変化したり、副作用が起こりやすくなるおそれがあるため、一緒に使用するのに注意が必要な組み合わせ
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
undefined
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ