サリルマブ（ケブザラⓇ）を飲み続けると、どうなりますか？

サリルマブ（ケブザラⓇ）を長く使用することで、一般的に治療効果の持続が期待できますが、感染症などの副作用の発現には注意が必要です。

1. 期待される効果の持続

このお薬の治療効果は、通常、投与開始から12週までに得られたあと、長期にわたって効果が持続する傾向が臨床試験で確認されています。

2. 長期使用における安全性（リスク）

長期間にわたる治療では、特に以下のような重篤な副作用のリスクについて、定期的な検査と医師による観察が不可欠です。

• 感染症: 長期投与において、重篤な感染症（肺炎や蜂巣炎など）が最も多く認められた重篤な有害事象であり、呼吸器や皮膚の感染症が多いです。
• 血液・肝機能障害: 次のような重大な副作用が現れる可能性があるため、定期的な血液検査や肝機能検査が必要です。
  • 白血球、好中球、血小板数の減少
  • 肝臓の機能を示す検査値、脂質異常

関節リウマチの治療は長期にわたるため、医師の指示に従い、定期的な検査と観察を続けることが安全で効果的な治療のために非常に重要です。

なお、このお薬は関節リウマチの治療に使われる注射薬であり、飲み薬（内服薬）ではありません。