エソメプラゾールマグネシウム水和物(ネキシウムⓇ)と飲み合わせの悪いものはありますか?

この薬には、一緒に服用することを避けるべきものや、注意が必要なものがあります。

解説

エソメプラゾールマグネシウム水和物(販売名:ネキシウムⓇ)は、いくつかのお薬との相互作用が知られています。

●併用禁忌(絶対に一緒に飲んではいけない薬)

  • 抗HIV薬:アタザナビル硫酸塩(レイアタッツⓇ)、リルピビリン塩酸塩(エジュラントⓇ)

エソメプラゾールマグネシウム水和物(販売名:ネキシウムⓇ)の胃酸抑制作用により、これらの薬剤の血液中の濃度が低くなり、効果が弱まるおそれがあるため、併用は禁忌とされています。

●併用注意(一緒に飲む際に注意が必要な薬)

  • ジアゼパム、フェニトイン、シロスタゾール、ワルファリン:これらのお薬の代謝や排泄が遅れ、作用が増強する可能性があります。
  • タクロリムス水和物、メトトレキサート:これらのお薬の血液中の濃度が高くなり、作用が増強する可能性があります。
  • ジゴキシン、メチルジゴキシン:これらのお薬の血液中の濃度が高くなり、作用が増強する可能性があります。
  • イトラコナゾール、チロシンキナーゼ阻害剤(ゲフィチニブ、ニロチニブ、エルロチニブ):これらの血液中の濃度が低くなり、作用が弱くなる可能性があります。
  • ボリコナゾール:エソメプラゾールマグネシウム水和物(販売名:ネキシウムⓇ)の作用が強くなる可能性があります。
  • ネルフィナビルメシル酸塩:このお薬の血液中の濃度が低くなり、作用が弱くなる可能性があります。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品:エソメプラゾールマグネシウム水和物(販売名:ネキシウムⓇ)の濃度が低くなり、作用が弱くなる可能性があります。

服用中のお薬やサプリメントを必ず医師や薬剤師に伝え、指示に従ってください。

公開日

最終更新日

無所属 薬剤師

齊藤 由佳 監修

関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

undefined

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
医療AIに不調を相談

医療AIパートナー ユビー

24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです

無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。