ゾルベツキシマブ(ビロイⓇ)には、どのような効果がありますか?
このお薬は、CLDN18.2陽性の進行・再発胃がんの治療に用いられます。
ゾルベツキシマブ(ビロイⓇ)は「抗悪性腫瘍剤」という種類のお薬で、CLDN18.2というがん細胞の表面にあるタンパク質に結合して、がん細胞を壊し、増えるのを抑える働きがあります。
そのため、この薬は、特定の検査でCLDN18.2が陽性と確認された、手術で取りきれない進行性または再発性の胃がんの患者さんに使われます。
通常、この薬はフッ化ピリミジン系やプラチナ系の化学療法といった他の抗がん剤と組み合わせて使用されます。臨床試験では、ゾルベツキシマブと化学療法を併用することで、がんが進行しない期間(無増悪生存期間)や生存期間が延長することが確認されています。ただし、HER2(がん細胞の増殖に関わる別のタンパク質)が陰性であることが確認されている患者さんに投与されます。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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