エヌトレクチニブ(ロズリートレクⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
疲労、吐き気、便秘、味覚障害、肝機能異常、心電図異常などがみられます。
エヌトレクチニブ(ロズリートレクⓇ)の副作用には、さまざまな症状が報告されています。
主な副作用
頻度の高い副作用には、疲労、吐き気、便秘、下痢、味覚障害、体重増加などがあります。食欲不振や浮腫(むくみ)もみられることがあります。
中枢神経系への影響として、めまいや頭痛が報告されており、特に高齢者では注意が必要です。
また、肝機能異常(ASTやALTの上昇)やQT延長などの心電図異常も起こる可能性があります。
重大な副作用
まれに起こる重篤な副作用として以下のものがあります。
- 心臓障害(3.0%):心不全、心室性期外収縮、心筋炎など
- QT間隔延長(1.2%)
- 認知障害、運動失調(27.4%):認知障害、錯乱状態、精神状態変化、記憶障害、幻覚、運動失調、構語障害など
- 間質性肺疾患(1.2%)
副作用の頻度や重症度は個人差がありますが、特に重大な副作用については早めに医師に相談することが重要です。副作用が発現した場合には、自己判断で薬を中止せず、必ず医師に相談してください。
その他にも気になる症状があれば、すぐに医師・薬剤師へご連絡ください。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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