わかもと製薬株式会社
リノロサール注射液4mg(0.4%)の薬剤情報・副作用
リノロサール注射液は副腎不全、関節リウマチなどの膠原病、ネフローゼ、重症な感染症、悪性リンパ腫、皮膚炎、喘息、白血病、関節症、抗がん剤の副作用などの治療に使用されます。体の炎症を抑える働きや、体のステロイドホルモンを補充する働きがあります。副作用として胃腸炎や体重増加、高血圧、糖尿病などがあります。また長期間使用する場合や急な服用中止は体に影響を及ぼすことがあります。
総称(一般名) | リノロサール(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム) |
用法および用量 | 点滴として使用したり、関節や筋肉などに注射して使用します。 |
効能または効果 | 体の炎症を抑える働きや、体のステロイドホルモンを補充する働きがあります。 |
薬の値段(薬価) | リノロサール注射液4mg(0.4%)の薬価は、84円です。 |
ジェネリック医薬品 | この薬はジェネリックです。 |
注意事項 | 以下の場合は使用できません。 ・デスモプレシン酢酸塩水和物を使用中の方 ・感染による関節炎に対しての関節注射 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・以前に薬や食べ物でアレルギー症状が出たことがある。 |
※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。
リノロサール注射液4mg(0.4%)のお薬詳細
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、リノロサール注射液4mg(0.4%)を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
注射薬
2015年10月改訂
主成分 | ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム |
剤形 | 注射剤 |
シート記載など | - |
リノロサール注射液4mg(0.4%)の作用と効果について
合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用のほか、広範囲にわたる代謝作用を示します。
通常、内科・小児科、外科など各科のさまざまな病気の治療に用いられます。
ただし、病気の原因そのものを治す薬ではありません。
次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 感染症、異常な可動性を示す関節がある。
- 全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧症、電解質異常、血栓症がある。
- 最近内臓手術を受けた。
- 急性心筋梗塞を起こしたことがある。
- ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患および急性化膿性眼疾患がある。
用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、静脈内、点滴で静脈内、筋肉内、関節腔内、脊髄腔内、軟組織内、腱鞘内、鼻腔内などに注射または注入したり、ネブライザーで使用します。疾患により使用方法が異なります。
症状を見ながら、使用期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。
生活上の注意
- 水疱瘡またははしかに感染しないように注意し、感染が疑われる場合は直ちに受診してください。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、疲労感、食欲不振、吐き気、満月様顔貌、関節の不安定化(関節腔内注射時)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- かぜのような症状、倦怠感、発熱[誘発感染症、感染症の増悪]
- 吐き気、のどが渇く、疲れやすい[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
- 吐き気、便が黒くなる、腹痛[消化管潰瘍、消化管穿孔、膵炎]
- 気分が落ち込む、やる気がおきない、筋肉の発作的な収縮[精神変調、うつ状態、けいれん]
- 腰・背中の痛み、関節の痛み、筋肉のこわばり[骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
- 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。
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リノロサール注射液4mg(0.4%)に関連する病気や症状
関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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