日医工株式会社

デカドロン錠0.5mgの薬剤情報・副作用

デカドロン錠は副腎不全、関節リウマチなどの膠原病、ネフローゼ、重症な感染症、悪性リンパ腫、皮膚炎、喘息、白血病、関節症、抗がん剤の副作用などの治療に使用されます。体の炎症を抑える働きや、体のステロイドホルモンを補充する働きがあります。副作用として胃腸炎や体重増加、高血圧、糖尿病などがあります。また長期間使用する場合や急な服用中止は体に影響を及ぼすことがあります。

総称(一般名)
デカドロン(デキサメタゾン)
用法および用量
0.5~40mgを1日1〜4回に分けて服用
効能または効果
体の炎症を抑える働きや、体のステロイドホルモンを補充する働きがあります。
薬の値段(薬価)
デカドロン錠0.5mgの薬価は、5.7円です。
ジェネリック医薬品
この薬はジェネリックではありません。
注意事項
以下の方は使用できません。 ・デスモプレシン酢酸塩水和物を使用中の方。 ・HIV、C型肝炎、B型肝炎の薬を使用中の方。 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・以前に薬や食べ物でアレルギー症状が出たことがある。

※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。

デカドロン錠0.5mgのお薬詳細

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、デカドロン錠0.5mgを使用される患者さんの理解と協力が必要です。

内用薬

2021年8月改訂

主成分
デキサメタゾン
剤形
白色の五角形の錠剤、直径6.3mm、厚さ2.4mm
シート記載など
デカドロン錠0.5mg、デカドロン、n535、0.5mg、DECADRON 0.5mg

デカドロン錠0.5mgの作用と効果について

合成副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)製剤で、炎症やアレルギー症状を改善する作用や、免疫反応を抑える作用などさまざまな働きがあります。

通常、免疫疾患、アレルギー疾患、炎症性疾患など、広い範囲の疾患に用いられますが、病気の原因そのものを治す薬ではありません。

次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 感染症、全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧症、体がむくみやすい、血栓症、最近内臓手術を受けた、急性心筋梗塞を起こしたことがある、コントロール不良の糖尿病がある。

用法・用量(この薬の使い方)

  • 関節リウマチなど:通常、成人は1日1~16錠(主成分として0.5~8mg)を1~4回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。

    抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐:通常、成人は1日8~40錠(主成分として4~20mg)を1~2回に分けて服用しますが、1日最大服用量は40錠(20mg)までです。

    全身性ALアミロイドーシス:他の薬剤との併用において、通常、成人は1日80錠(主成分として40mg)を1、8、15、22日目に服用します。28日を1サイクルとして、最大6サイクルまで服用を繰り返します。

    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

生活上の注意

  • 水疱瘡または麻疹にかかると重大な経過をたどることがあるので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、満月様顔貌、食欲亢進、体重増加、むくみ、不眠などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

  • 発熱、咽頭痛、咳[誘発感染症、感染症の増悪]
  • 全身倦怠感、吐き気・嘔吐、口渇[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
  • みぞおちの痛みや圧痛、胸やけ、嘔吐[消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎]
  • 妄想、憂うつとなり、意欲が低下した状態、筋肉が発作的に収縮する状態[精神変調、うつ状態、けいれん]
  • 腰背部の痛み、歩くときや立ち上がるときの股関節の痛み、筋肉のこわばり[骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパシー、脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。

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デカドロン錠0.5mgに関連する病気や症状

関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

※より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療関係者向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

※このページの情報は「くすりのしおり」のデータを引用しています

※薬に関連する病気や症状の項目はユビー病気のQ&Aの情報をもとに表示しています。

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