塩野義製薬株式会社
リンデロン坐剤0.5mgの薬剤情報・副作用
リンデロン坐剤は潰瘍性大腸炎の治療に使用されます。体の炎症を抑える働きがあります。副作用として胃腸炎や体重増加、高血圧、糖尿病などがあります。また長期間使用する場合や急な服用中止は体に影響を及ぼすことがあります。
総称(一般名) | リンデロン(ベタメタゾン) |
用法および用量 | (成人)1~4個を1日1~2回に分けて直腸内注入する。 |
効能または効果 | 体の炎症を抑える働きがあります。 |
薬の値段(薬価) | リンデロン坐剤0.5mgの薬価は、49.1円です。 |
ジェネリック医薬品 | この薬はジェネリックではありません。 |
注意事項 | 以下の方は使用できません。 ・デスモプレシン酢酸塩水和物を使用中の方。 以下の場合は使用には注意が必要です。 ・以前に薬や食べ物でアレルギー症状が出たことがある。 |
※上記の情報は「ユビー病気のQ&A」が独自に要約および提供している情報になります。
リンデロン坐剤0.5mgのお薬詳細
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。 そのために、リンデロン坐剤0.5mgを使用される患者さんの理解と協力が必要です。
外用薬
2007年8月改訂
主成分 | ベタメタゾン |
剤形 | 不透明なにぶい微黄白色の坐剤(長さ3cm) |
シート記載など | リンデロン坐剤 0.5mg |
リンデロン坐剤0.5mgの作用と効果について
合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用のほか、広範囲にわたる代謝作用があります。
通常、潰瘍性大腸炎(直腸炎型)の治療に用いられます。
次の方は注意が必要な場合があります。必ず担当医師や薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 感染症、全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧、血栓症がある。
- 最近内臓手術を受けた。
- 急性心筋梗塞を起こしたことがある。
用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、1日1~4個(主成分として0.5~2mg)を1~2回に分けて直腸内へ挿入しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
大きくふくらんだ方から肛門に挿入してください。誤って飲んだり、口に入れたりしないでください。
- 使い忘れた場合は、気がついたときにすぐに使用してください。あとは指示どおりの時間に使用してください。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。
- 誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
生活上の注意
- 水疱瘡またははしかに感染しないように注意し、感染が疑われる場合は直ちに受診してください。
- 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、局所刺激作用(排便感増強、熱感など)、満月様顔貌、ざ瘡(にきび)、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- かぜのような症状、からだがだるい、発熱[誘発感染症、感染症の増悪]
- 吐き気、のどが渇く、疲れやすい[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
- 吐き気、便が黒くなる、腹痛[消化管潰瘍、消化管穿孔、膵炎]
- 気分が落ち込む、やる気がおきない、けいれん[精神変調、うつ状態、痙攣]
- 腰・背中の痛み、関節の痛み、筋肉のこわばり[骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
医療関係者向け添付文書
マイナポータルからあなたの医療情報を取得(所要時間:約1分)
マイナポータルと連携すると、あなたの今までの処方薬や受診歴、検診の情報を簡単に確認できます。
お手元にお使いのスマートフォンとマイナンバーカードをご準備ください。
※ユーザー登録がお済みでない場合は、まずユーザー登録が必要です
リンデロン坐剤0.5mgに関連する病気や症状
関連する病気や症状は「ユビー病気のQ&A」に記載されている情報を表示しているため、すべてを記載したものではありません。
表記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。