おりものの色・量・においがおかしい
監修医師金沢 誠司産婦人科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2022/04/15
概要
おりものの色・量・においがいつもと違うと感じる場合、カンジダ腟炎では白くポロポロしたヨーグルト状、トリコモナス腟炎では黄緑色で泡立ち強いにおいを伴うなど、感染が原因のことがあります。かゆみやヒリヒリ感、性交後の出血、下腹部の痛みなどを伴うときは、自己判断で薬を使わず、早めに婦人科で検査・治療を受けることをおすすめします。
おりものが多いとは
「おりものが多い」とはどのような症状ですか?
おりものの量が通常よりも多い状態です。
おりものの量が普段の量よりも多い場合に、「おりものが多い」と表現します。
おりものの量は、女性ホルモンの影響を受けるため、年齢や、生理周期などによって変化します。しかし、腟や子宮・卵巣などの婦人科領域の感染症などが原因となり、増えることもあります。
おりものの量の変化以外には特に症状が無い場合もありますが、感染症などが原因となっている場合には、かゆみや痛み、不快な臭いなどの症状を伴うこともあります。
おりものが多いの原因
おりものが多くて水っぽい原因はなんですか?
排卵期や感染症などが原因として考えられます。
水っぽいおりものが多く見られる場合は、以下のような原因が考えられます。
生理周期の変化(排卵期など)
排卵期には、おりものがさらさらとした水っぽい性状になり、量も増えるとされています。
感染症
細菌性腟炎などの婦人科領域の感染症の中には、水っぽいおりものが普段よりも多く認められることもあります。特に不快な臭いを伴っている場合には感染症が考えられます。早めに産婦人科を受診すると良いでしょう。
おりものが多い原因や考えられる病気には何がありますか?
生理周期の変化や、感染症などさまざまな原因でおりものの量は変化します。
おりものの量が増える主な原因としては、以下のようなことが考えられます。
生理周期に伴う変化
排卵期や黄体期(生理前の時期)は、女性ホルモンであるエストロゲンの作用で、おりものの量が増えやすい時期です。
年代や妊娠による変化
思春期や妊娠中も女性ホルモンの作用により、おりものの量が増えやすいとされています。
感染症
病的な変化として最も一般的なのが、細菌性腟炎をはじめとした感染症です。かゆみや不快な臭いなどを伴うことが多いです。
検査・診断
おりものが多い症状のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
「おりものが多い」とおりものの量が普段の量よりも多い場合に、「おりものが多い」と表現します。
しかし、普段の量と比較しても判断できない場合や、受診の目安が分からない場合には、おりもの以外に以下のような症状があわせて見られないかを確認しましょう。
- おりものの色や匂いが通常と異なる
- 下着が頻繁に湿る
- かゆみや不快感がある
など
気になる症状がある方は、一度産婦人科へご相談いただくことをおすすめします。
症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、無料で「おりものが多い」症状の緊急度や関連する病気をチェックすることができます。ぜひご活用ください。
おりものが多いの治療
おりものが多い場合の治療や予防方法には何がありますか?
感染症が原因の場合には、抗菌薬による治療が有効です。
細菌性腟炎やカンジダ腟炎などの婦人科系の感染症が原因でおりものの量が増加している場合には、抗菌薬による治療が有効です。
カンジダ腟炎の詳しい治療法については、以下も併せてご参照ください。
おりものが多くなるという症状に対しての明確な予防方法はありませんが、上記のような感染症にかかりにくいようにするためには、体調の管理や清潔的な生活習慣も重要となります。
おりものが多いに関連するその他の質問
おりものがドバッと出るのはなぜですか?
女性ホルモンの作用や感染症による症状などが考えられます。
おりものの量が多くなることで、「ドバッと出る」と感じることがあります。
おりものの量が増える主な原因としては、以下のようなことが挙げられます。
女性ホルモンの産生亢進
排卵期や黄体期(生理前の時期)は女性ホルモンであるエストロゲンの作用で、おりものの量が増えやすい時期です。また、思春期や妊娠中も女性ホルモンの作用でおりものの量が増えやすいとされています。
感染症
病的な変化として最も一般的なのが、細菌性腟炎をはじめとした感染症です。かゆみや不快な臭いなどを伴うことが多いです。
生理前におりものが増えるのはなぜですか?
女性ホルモンの影響が考えられます。
おりものの量は、女性ホルモンであるエストロゲンの作用によって変化します。
エストロゲンの産生が増える時期、つまり排卵期や黄体期(生理前の時期)、妊娠中などはおりもの量が増えることが知られています。
通常、かゆみなどの不快な症状は伴わないことが一般的であり、これらの時期に見られる一時的な変化は病的ではないと考えられます。
かゆみや痛みなど、おりものの他に症状を伴う場合には、一度産婦人科を受診することをおすすめします。
おりものが多いについて、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「おりものの色・量・においがおかしい」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 最近、おりものが増えていますか?
- 酒かすやヨーグルトのようなおりものがありますか?
- おりもののにおいが気になりますか?
- 灰色のおりものがありますか?
おりものが多いに関連する病気・症状
この記事の監修医師
金沢 誠司 先生
産婦人科・産科・婦人科
産婦人科専門医・医学博士。新潟大学医学部卒、東北大学大学院修了。 国立成育医療研究センター等の高度周産期施設で胎児診療や臨床研究に従事したのち、Ubie株式会社にて医療AI開発を通じた医療のDX化を推進。 現在は、臨床の最前線で胎児超音波や出生前診断を専門としつつ、これまでの臨床知見とAI開発経験を融合。女性がライフスタイルに合わせて健康をデザインする「マタニティ・ストラテジスト」として活動。全女性が根拠ある医療情報を手にし、戦略的に体調を管理するためのメディア [Platform Women's](https://platform-womens.jp/) を主宰している。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2022/04/15