手のひらが痛い
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
「手のひらが痛い」がどの病気に関連するかAIでチェックする
手のひらが痛いという症状について「ユビー」でわかること
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「手のひらが痛い」はどんな症状ですか?
手のひらが痛いとは
「手のひらが痛い」に関連する主の病気には、ファブリー病、急性ポルフィリン症などがあります。
「手のひらが痛い」に関連する症状はありますか?
「手のひらが痛い」のQ&A
- A.
よくある疾患として、関節の軟骨がすり減って起こる母指CM関節症や、親指を伸ばす腱の周囲の炎症であるドゥケルバン病が考えられます。
解説親指の付け根が痛む場合、代表的な疾患として母指CM関節症とドゥケルバン病があります。
母指CM関節症
母指CM関節症は、親指の付け根の関節の軟骨がすり減ることで痛みや腫れが出る疾患です。中年以降の女性に多く、症状が進行すると指が自由に動かしにくくなります。
ドゥケルバン病
ドゥケルバン病は親指を伸ばす腱の周囲での炎症で、狭窄性腱鞘炎とも呼ばれます。親指や手首の曲げ伸ばしで痛みが出現します。親指を曲げたまま手首を尺屈する(小指側に曲げる)と痛みが誘発されることが特徴的です。
ただし、母指CM関節症やドゥケルバン病はあくまで原因の一部に過ぎず、考えられる病気は多岐にわたります。痛みが続く場合には早めに整形外科を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る織田弘美.整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂,2007.
Melville DM et al. Imaging and management of thumb carpometacarpal joint osteoarthritis. Skeletal Radiol. 2015, 44, p.165-177. - A.
手のひらやその周辺に何らかの痛みが生じている状態を指します。原因によってさまざまな痛みの感じ方があります。
解説「手のひらが痛い」とは、手のひらやその周囲が痛むことを指します。年齢や発症の原因によって痛み方はさまざまです。
例えば、怪我により骨折が生じた場合には手の周囲が腫れて、手を動かそうとするとズキズキと痛みます。一方、関節リウマチのような関節炎の場合には手を動かしていない時も痛みを感じるとともに、朝には手がこわばるなどの症状も出ます。
このように、一言に「手のひらが痛い」といっても、患者さんによって痛みの感じ方はさまざまです。病院を受診した際には、どのような時にどのような痛みが出るのか伝えられるようにしておくとよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る織田弘美.整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂,2007.
Almoallim H et al. Approach to Musculoskeletal Examination. Skills in Rheumatology [Internet]. 2021, Chapter 2, 17-65. - A.
よくある疾患として、腱鞘炎が考えられます。
解説手のひらを圧迫したときに痛む場合、考えられる代表的な疾患として腱鞘炎があります。
腱鞘炎では手の腱の通り道である腱鞘で炎症が起こり、痛みが生じます。主に指の付け根(第三関節)に痛みを生じ、症状が進行すると指の動かしにくさや引っ掛かりなどの症状が出ます。親指で最も起こりやすいと言われていますが、他の指でもしばしば起こります。
ただし、腱鞘炎はあくまで考えられる原因の一つに過ぎず、考えられる病気は多岐にわたります。痛みが続く場合には早めに整形外科を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る織田弘美.整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂,2007.
Adams JE et al. Tendinopathies of the Hand and Wrist. J Am Acad Orthop Surg. 2016, 24, p.741-750. - A.
原因にもよりますが、手のひらの痛みが出た場合にはまず安静を心がけてください。予防においては違和感が出たら無理をしないことが重要です。
解説手をよく使う仕事やスポーツをしている人は、手のひらの痛みが出たら早めに手を休めることが重要です。手の繰り返しの動きを避けることで、手への過度な負荷を軽減することができます。また、手を使いすぎた後には指や手首のストレッチをすることも有効です。
ただし、手のひらの痛みの治療や予防方法は原因によって異なりますので、痛みや違和感が出たら早めに病院を受診して正確な診断を受けることが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAdams JE et al. Tendinopathies of the Hand and Wrist. J Am Acad Orthop Surg. 2016, 24, p.741-750.
- A.
整形外科を受診しましょう。特に怪我をした場合や強い腫れがある場合には早めに受診してください。
解説手のひらの痛みがある場合、まずは近隣の病院やクリニックの整形外科を受診しましょう。特に以下のような症状がある場合には早めの受診をおすすめします。
怪我をきっかけに手のひらの痛みが生じた場合
骨折や捻挫、脱臼などが考えられます。
手や指の動かしにくさを感じる場合
腱や神経の障害が考えられます。
強い腫れや熱を伴う場合
細菌による感染症の可能性が考えられます。場合によっては抗生物質による治療や手術が必要になります。
また、以下のような場合にも、受診を検討してください。- 痛みや痺れの程度が強くなっている
- 痛みや痺れが改善しない
- 痛みの範囲が徐々に広がっている
- 日常生活に支障が出ている
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る織田弘美.整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂,2007.
Almoallim H et al. Approach to Musculoskeletal Examination. Skills in Rheumatology [Internet]. 2021, Chapter 2, 17-65. - A.
手の周りの骨・関節・腱などの組織の損傷や炎症、神経の圧迫などが原因として考えられます。
解説手のひらは主に骨、関節、腱、筋肉、皮膚で構成され、これらの部位に損傷や炎症があると手のひらの痛みが生じます。
代表的なものとして、以下のような病気が挙げられます。骨や関節が原因となる病気
- 怪我や運動に伴う骨折や脱臼:中手骨骨折、舟状骨骨折など
- 老化や変形などでの関節の変形:母指CM関節症
- 関節の炎症:手首の偽痛風、痛風など
腱が原因となる疾患
- 手の使いすぎによる腱鞘炎
- 細菌感染による化膿性腱炎
その他
- 神経の狭窄が原因になる疾患:手根管症候群、肘部管症候群、頚椎症性神経根症
- 自己免疫性疾患(自身の免疫が自身の組織を攻撃してしまう病気):関節リウマチ、乾癬性関節炎
- 皮膚が原因となる疾患:Dupuytren拘縮など
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る織田弘美.整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂,2007.
Almoallim H et al. Approach to Musculoskeletal Examination. Skills in Rheumatology [Internet]. 2021, Chapter 2, 17-65.
手のひらが痛いという症状はどんな病気に関連しますか?
手のひらが痛いという症状について、医師からのよくある質問
- 患部は赤くなっていますか?
- 患部は腫れていますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 体のだるさはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科