老人性色素斑の治療は?老人性色素斑・脂漏性角化症と症状の関連性をAIで無料でチェック
監修医師阿部 吉倫内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
老人性色素斑とは
いわゆる’シミ’です。一部は徐々に盛り上がり、脂漏性角化症、いわゆる’老人性イボ’になります。
「老人性色素斑」とはどのような病気ですか?
日光が当たる箇所などに、褐色斑ができる良性の皮膚疾患です。
老人性色素斑とは、ほとんどの中年以降の男女に出現する、主に顔面や手背、前腕伸側(外を向いている側)などの露光部(日光が当たる部位)を中心に、円形に近い大小様々な褐色斑が出現する良性の皮膚疾患です。褐色斑の境界は割とはっきりしていて、時にかさつきを伴うこともあります。一部は表面が盛り上がり、脂漏性角化症へ移行することもあります。
良性の皮膚疾患のため、見た目が気にならないならば必ずしも治療する必要はありません。
老人性色素斑の症状
老人性色素斑には初期症状はありますか?
光老化による皮膚の変化が起きます。
老人性色素斑の初期症状としては、皮膚が厚くゴワゴワしたり色が濃くなる光老化があります。
通常の老化は年齢と共に身体の生理的機能が損なわれていくことですが、光老化は慢性の紫外線による傷害です。これは加齢によって起こる老化とは質的に違う変化で、加齢による老化に上乗せの形で起こります。
皮膚の中の真皮という層にあり皮膚の張りを保つ弾性線維が破壊され、お団子状態になる光線性弾性線維症という変化が起こります。そして紫外線に対する防御反応として、皮膚は厚くゴワゴワになり、色も濃くなります。それが老人性色素斑やシワとなって現れます。
老人性色素斑ではどのような症状がありますか?
日光が当たりやすい箇所などの皮膚に、褐色斑ができます。
老人性色素斑では、ほとんどの中年以降の男女に、主に顔面や手背、前腕伸側(外を向いている側)などの露光部(日光が当たる部位)において、円形に近い大小様々な褐色斑が出現します。
褐色斑の境界は割とはっきりしていて、時にかさつきを伴うこともあります。かゆみを伴うことはほとんどありません。一部は表面が盛り上がり、脂漏性角化症という皮膚の良性腫瘍へ移行することもあります。紫外線による光老化により、周囲の皮膚が厚くゴワゴワしていることもあります。
老人性色素斑の原因
老人性色素斑の原因は何がありますか?
加齢や紫外線です。
老人性色素斑の主な原因は、加齢や長年の紫外線の蓄積です。
老人性色素斑は紫外線による老化を象徴する代表的な皮膚の変化ですが、紫外線が当たらない箇所に出現することもあります。そのため、物理的刺激など加齢や紫外線以外が関与している可能性もあるかもしれません。
なお、紫外線には、大きく分けてUVA、UVB、UVCの3種類があります。
- UVA:波長が長いため、皮膚においては深層まで届き、雲なども容易に通過します。
- UVB:UVAに比べ、より短い波長です。そのため、主に皮膚の表層へ作用し、表皮細胞のDNAや細胞膜を破壊して炎症を引き起こすことがあり、日焼けの主な原因となる紫外線です。長期間浴び続けると、発がんの危険性もあります。
- UVC:殺菌などにも用いられる強い紫外線ですが、オゾン層で吸収されるため、地表までは通常届きません。
老人性色素斑の検査・診断
老人性色素斑のセルフチェックはできますか?
症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
「老人性色素斑のセルフチェックはできますか?」に関しては、以下に個人の見解を記載します。
老人性色素斑の治療・対処法
老人性色素斑・脂漏性角化症への対処法は?
希望があれば、シミにはレーザー照射や美白効果のある塗り薬で治療をします。もり上がったイボには液体窒素などの治療が行われます。イボが体に急激にたくさん出現した場合は、皮ふ科を受診してください。
老人性色素斑の場合、主にどのような治療をしますか?
経過観察でも問題ありませんが、除去を希望する場合はレーザー等を使います。
老人性色素斑は良性の皮膚疾患であり、見た目が気にならなければ必ずしも治療する必要はなく、経過観察でも構いません。
しかしながら、今後他にも老人性色素斑が増大してしまうことが気になる方や、皮膚がんのリスクを少しでも減らしたい方は、遮光や日焼け止めを使って対策を行うことが大切です。
見た目が気になる等で除去したい場合は、レーザー照射、液体窒素による冷凍凝固、手術などを行うこともありますが、一部は自費診療になるものもあり、完全に跡が残らないような治療は基本的に存在しないことには注意が必要です。
受診の目安・何科を受診するべきか
老人性色素斑が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
悪性かどうか気になる場合は、受診を検討しましょう。
老人性色素斑は良性の皮膚疾患であり、見た目が気にならなければ必ずしも治療する必要はなく、経過観察でも構いません。
しかしながら、悪性黒色腫など老人性色素斑に似た見た目の皮膚悪性腫瘍も存在するため、悪性でないかどうか診断をしておくことは大切です。その場合は皮膚科を受診しましょう。
また、見た目が気になる等で老人性色素斑を除去したい場合は、形成外科等でレーザー照射などを行うこともありますが、一部は自費診療になるものもあり、完全に跡が残らないような治療は基本的に存在しないことには注意が必要です。
老人性色素斑が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
皮膚科や形成外科を受診しましょう。
老人性色素斑は良性の皮膚疾患であり、見た目が気にならなければ必ずしも治療する必要はなく、経過観察でも構いません。
しかしながら、悪性黒色腫など老人性色素斑に似た見た目の皮膚悪性腫瘍も存在するため、悪性でないかどうか診断をしておくことは大切です。その場合は皮膚科を受診しましょう。
また、見た目が気になる等で老人性色素斑を除去したい場合は、形成外科等でレーザー照射などを行うこともありますが、一部は自費診療になるものもあり、完全に跡が残らないような治療は基本的に存在しないことには注意が必要です。
老人性色素斑・脂漏性角化症の専門医がいる近くの病院はありますか?
老人性色素斑・脂漏性角化症の専門医がいる病院を見る対処法・セルフケア
老人性色素斑の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
紫外線を浴びすぎないよう対策しましょう。
老人性色素斑の原因となる光老化は普通の老化とは異なる変化であり、ある程度予防可能です。また、対策により多少元に戻る可能性もあります。日傘、広いつばが全周にある帽子、長袖、長ズボンなどにより、皮膚に到達する紫外線をできるだけ減らすことが大切です。更に、皮膚には日焼け止め(サンスクリーン剤)を塗ります。
太陽の下、屋外で様々なスポーツなどを楽しむことは、心身のリフレッシュに有意義なことですが、小麦色の肌を求めて海岸で身体を焼くというような、不必要な日光浴は避けるべきです。特に、小児期から過度に紫外線を浴びないようにする生活習慣が、将来的な老人性色素斑の予防においては望ましいでしょう。
老人性色素斑で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
そもそも薬が効くことはほとんどありませんが、悪性でないかどうかの診断は大切です。
老人性色素斑は良性の皮膚疾患であり、見た目が気にならなければ必ずしも治療する必要はなく、経過観察でも構いません。また、保険診療で老人性色素斑に有効な薬は、現段階では存在しません。
しかしながら、悪性黒色腫など老人性色素斑に似た見た目の皮膚悪性腫瘍も存在するため、悪性でないかどうか診断をしておくことは大切です。
また、見た目が気になる等で老人性色素斑を除去したい場合は、薬よりもレーザー照射などを行うことが多いですが、一部は自費診療になるものもあり、完全に跡が残らないような治療は基本的に存在しないことには注意が必要です。
老人性色素斑について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「老人性色素斑・脂漏性角化症」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 皮ふが赤い場所が複数ありますか?
- 日光が当たっていた部位が赤くなっていますか?
老人性色素斑に関連する病気・症状
この記事の監修医師
阿部 吉倫
内科
2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。2017年5月にUbie株式会社を共同創業。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。
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- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03