脂腺癌のステージIVまたは再発がんでは、どのような治療を行いますか?
通常、手術でがんを切除する方法が選択されます。患者さん数が少なくステージごとの治療方法は確立していません。
脂腺癌は、手術で切り取るのが最も確実にがんを取り除く方法とされており、がんが広範囲の結膜や眼窩などに広がっている場合には、眼窩摘出術が必要となります。
がんの発生部位を切り取れない場合や、転移した部位などには放射線治療が行われることもあります。
脂腺癌の発生割合は、皮膚がんのうち約0.1~0.7%と少なく、まれな病気であることから、有効な化学療法に関する情報がなく、治療方法の選択が難しくなります。そのため、ステージに応じた治療方法も現時点では確立していません。
脂腺癌に限らず、ステージが進行したがん患者さんは全身状態が悪化し、積極的な治療が難しくなります。そのため、緩和ケアによって少しでも苦痛を取り除き、穏やかな療養生活を送ることが治療の目的となります。
病院には、さまざまな専門職からなる緩和ケアチームが患者さんを支えていますので、医師やスタッフにご相談ください。
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
(参考文献)
國行秀一ら. 脂腺癌ー光顕的・電顕的観察ー. 皮膚. 1988, 30, 207-213.
R. Gall, et al. Sebaceous Gland Carcinoma. NCBI Bookshelf, https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK562223/(参照 2024-12-04)
山崎直也ほか.皮膚付属器癌(汗腺がん、脂腺がん).希少がんセンター,https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/003/index.html(参照 2024-12-04)
国立がん研究センター.緩和ケア.国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方向けサイト,https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/relaxation/index.html(参照 2024-11-06)
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