脂腺癌の初期症状は?脂腺癌
監修医師阿部 吉倫内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
脂腺癌とは
皮脂腺由来のがんです。まぶたにできることが多く、モコモコとしたできものです。
もっと詳しく「脂腺癌」を知る脂腺癌の症状
脂腺癌は進行に伴ってどのような症状が現れますか?
多くの場合、眼の瞼に硬くて丸いしこりとして現れ、進行ともに周囲に病変が広がります。
初期症状としては、病変がある場所に関する症状が出ることが考えられます。
例えば、眼の瞼にできる場合には、硬くて丸いしこりとして現れます。周囲の炎症が起きたり瞼が厚くなったりすることもあります。
病変が広がると、結膜や角膜にまで影響し、進行とともに眼窩(眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみ部分)にまで広がっていくことがあります。
眼瞼以外にできる場合は、一般的に指の先端ほどのしこりとして現れます。色は一般的には黄みがかっていますが、その他に赤や灰白色とさまざまな色の場合があります。
また、遠隔転移といい、他の臓器に広がっている場合、これによる症状が出ることが考えられます。
脂腺癌の初期症状はなんですか?
発生する部位により異なりますが、眼の瞼にできる場合は硬くて丸いしこりが現れます。
眼の瞼にできる場合には、硬くて丸いしこりとして現れます。周囲の炎症が起きたり瞼が厚くなったりすることもあります。
進行し、病変が広がると、結膜や角膜にまで影響し、眼窩(眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみ部分)にまで広がっていくことがあります。
眼瞼以外にできる場合は、一般的に指の先端ほどのしこりとして現れます。色は一般的には黄みがかっていますが、その他に赤や灰白色とさまざまな色の場合があります。
見た目だけで診断をつけることは難しく、脂腺癌を含む皮膚がんが疑われる場合には、組織を採取して生検を行い、病理組織診断によって診断を確定することになります。
参考文献
澤田昌樹ら. 肺転移を来たした脂腺癌の一例. Skin Cancer. 2007, 22, 45-148.
小松広彦ら. 鼡径部に発症した脂腺癌の2例. 日臨皮会誌. 2020, 37, 668-673.
R. Gall, et al. Sebaceous Gland Carcinoma. NCBI Bookshelf, https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK562223/(参照 2024-12-04)
山崎直也ほか.皮膚付属器癌(汗腺がん、脂腺がん).希少がんセンター,https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/003/index.html(参照 2024-12-04)
脂腺癌の検査・診断
脂腺癌のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
脂腺癌の多くは顔面と頭部、顔の中でも特に目の瞼に発症しやすく皮膚がんです。
眼の瞼にできる場合には、硬くて丸いしこりとして現れます。周囲の炎症が起きたり瞼が厚くなったりすることもあります。また、瞼以外にできる場合は、一般的に指の先端ほどのしこりとして現れます。
色は一般的には黄みがかっていますが、その他に赤や灰白色とさまざまな色の場合があります。
一般的に脂腺癌は高齢者に多いとされていますので、特に高齢者で目の瞼や頭や顔などに、硬くて丸いしこりが現れてなかなか治らない場合や、ただれを生じている場合には、受診を検討してください。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、脂腺癌かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
脂腺癌の治療・対処法
脂腺癌への対処法は?
正しい診断と切除による治療が必要です。皮ふ科を受診しましょう。
脂腺癌のステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
脂腺癌のステージ別の生存率や余命は確認されていません。
脂腺癌の発生割合は、皮膚がんのうち約0.1~0.7%と少なく、まれな病気であることから、ステージ別の生存率や余命は明らかではありません。
海外では、脂腺癌全体での5年生存率は約71%、10年生存率は約46%との報告があります。また、眼に発生した場合の5年生存率は約75%、眼以外に発生した場合では約68%との報告もあります。
また、がんのサイズが1cmを超える場合、リンパ管へ広がっている場合、上瞼と下瞼の両方に病変がみられる場合には予後が不良とされています。
脂腺癌のステージIVまたは再発がんでは、どのような治療を行いますか?
通常、手術でがんを切除する方法が選択されます。患者さん数が少なくステージごとの治療方法は確立していません。
脂腺癌は、手術で切り取るのが最も確実にがんを取り除く方法とされており、がんが広範囲の結膜や眼窩などに広がっている場合には、眼窩摘出術が必要となります。
がんの発生部位を切り取れない場合や、転移した部位などには放射線治療が行われることもあります。
脂腺癌の発生割合は、皮膚がんのうち約0.1~0.7%と少なく、まれな病気であることから、有効な化学療法に関する情報がなく、治療方法の選択が難しくなります。そのため、ステージに応じた治療方法も現時点では確立していません。
脂腺癌に限らず、ステージが進行したがん患者さんは全身状態が悪化し、積極的な治療が難しくなります。そのため、緩和ケアによって少しでも苦痛を取り除き、穏やかな療養生活を送ることが治療の目的となります。
病院には、さまざまな専門職からなる緩和ケアチームが患者さんを支えていますので、医師やスタッフにご相談ください。
参考文献
國行秀一ら. 脂腺癌ー光顕的・電顕的観察ー. 皮膚. 1988, 30, 207-213.
R. Gall, et al. Sebaceous Gland Carcinoma. NCBI Bookshelf, https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK562223/(参照 2024-12-04)
山崎直也ほか.皮膚付属器癌(汗腺がん、脂腺がん).希少がんセンター,https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/003/index.html(参照 2024-12-04)
国立がん研究センター.緩和ケア.国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方向けサイト,https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/relaxation/index.html(参照 2024-11-06)
脂腺癌のステージIIIでは、どのような治療を行いますか?
通常、手術でがんを切除する方法が選択されます。患者さん数が少なくステージごとの治療方法は確立していません。
脂腺癌は、手術で切り取るのが最も確実にがんを取り除く方法とされており、がんが広範囲の結膜や眼窩などに広がっている場合には、眼窩摘出術が必要となることがあります。
がんの発生部位を切り取れない場合や、転移した部位などには放射線治療が行われることもあります。
脂腺癌の発生割合は、皮膚がんのうち約0.1~0.7%と少なく、まれな病気であることから、有効な化学療法に関する情報がなく、治療方法の選択が難しくなります。そのため、ステージに応じた治療方法も現時点では確立していません。
脂腺癌のステージIIでは、どのような治療を行いますか?
通常、手術でがんを切除する方法が選択されます。患者さん数が少なくステージごとの治療方法は確立していません。
脂腺癌は、手術で切り取るのが最も確実にがんを取り除く方法とされています。
手術の方法は、悪性度に応じて医師が判断しますが、がんが広範囲の結膜や眼窩などに広がっている場合には、眼窩摘出術が必要となることがあります。がんの発生部位を切り取れない場合は放射線治療が行われることもあります。
脂腺癌の発生割合は、皮膚がんのうち約0.1~0.7%と少なく、まれな病気であることから、有効な化学療法に関する情報がなく、治療方法の選択が難しくなります。そのため、ステージに応じた治療方法も現時点では確立していません。
脂腺癌のステージIでは、どのような治療を行いますか?
通常、手術でがんを切除する方法が選択されます。患者さん数が少なくステージごとの治療方法は確立していません。
脂腺癌は、手術で切り取るのが最も確実にがんを取り除く方法とされています。手術の方法は、悪性度に応じて医師が判断します。がんの発生部位を切り取れない場合は放射線治療が行われることもあります。
脂腺癌の発生割合は、皮膚がんのうち約0.1~0.7%と少なく、まれな病気であることから、有効な化学療法に関する情報がなく治療方法の選択が難しくなります。そのため、ステージに応じた治療方法も現時点では確立していません。
受診の目安・何科を受診するべきか
脂腺癌が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まずは、皮膚科や眼科を受診してください。脂腺癌が疑われる場合には、精密検査が行われます。
脂腺癌は目の瞼や頭や顔、皮膚に現れるがんですので、まずはお近くの眼科や皮膚科を受診してください。
見た目だけで診断をつけることは難しく、脂腺癌を含む皮膚がんが疑われる場合には、組織を採取して生検を行い、病理組織診断によって診断を確定することになります。
また、一般的に脂腺癌は高齢者に多いとされています。特に高齢者で目の瞼や頭や顔などに、硬くて丸いしこりが現れてなかなか治らない場合や、ただれを生じている場合には、受診を検討してください。
脂腺癌の専門医がいる近くの病院はありますか?
脂腺癌の専門医がいる病院を見る脂腺癌に関連するその他の質問
脂腺癌に年齢は関係ありますか?
脂腺癌は高齢者に多く発症するがんで、発症のピークは70~80歳代とされています。
脂腺癌は、高齢者に多い病気で、ほとんどが40歳以上で発症し70~80歳代が発症のピークです。それ以外では、小児期の少数例に発症がみられたという報告があるのみです。なお、男女差はないか、女性で多い傾向にあるとされています。
また、がんの発生部位の約8割が顔面と頭部であり、顔の中でも特に目の瞼に発症しやすく、調査によると眼瞼が約35%、眼瞼以外の頭頚部(首から上の部分)が約39%、頭頚部以外が約24%とされています。
頚部以外では、背中や外陰部・生殖器がごくまれにあります。
脂腺癌について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「脂腺癌」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 皮ふにコブ状のものがある、または触れますか?
脂腺癌に関連する病気・症状
この記事の監修医師
阿部 吉倫
内科
2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。2017年5月にUbie株式会社を共同創業。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03